2010年05月20日
TA 騎士団の隠れ家実装!
気づいたらまた一週間以上も更新してませんでしたすいません!
いや、やはりアップデートが来るとプレイそのものに夢中になってしまってですね……
まああれです、ゲームネタの二次創作してる人間ってのは、ゲームしてるからこそネタが生まれたり萌えてモチベが上がったりとかする生き物なので、ゲームしないで創作だけするのって無理なんですよね!
きっとみんなそうだと思うんだ!
さてそんなわけで、Lvキャップも48までになり、エルピントスちゃんが実装され、もちろんシナリオが追加されたわけで……
現在自分はロト様47(さっきメンテ直前になった)・バルマン46・モド先生44でその他は40以下のままという感じです。
(※現在47Lvではありますが記事後半のネタバレは45までの内容です)
44までは神殿Eをそのままやるのがいいらしいです。
45まではテオネプ山で大根の反復クエ食べながらM周回が経験値的には一番おいしいようです。
46からは闇の騎士団要塞で石碑?のクエ食べながらM周回がおいしいです。
反復クエの2つ目を出せたら騎士団Eで反復2個がいいそうです。
騎士団要塞はHP+とクリ+のイヤリングが出るのと、エルピンの武器防具を含む3キャラの装備品が出るので、金策的にもおいしいです。
自分はお金もなかったので、45からは僅かな経験値の効率よりもお金も手に入る騎士団要塞のほうで周回してました。
まあでもよく考えたら、山のほうでバルマンの武器狙いながらもうちょっと通ってもよかったかもしれない……w →※バルマン武器は山じゃなく地下でした。山は集中石狙いのソマ武器ですな
モド先生がまだ44だし自分は立ち回りが下手なので、先生使うときは山M行こうかなと思います。
疲労消化が終わったら、神殿Nクエ回しがおいしいそうです。
自分は全然やってませんが(3キャラ疲労消費しようとしてるからクエ回す時間がない)。
ロト様が46まできた日にそろそろいいかなと使者の殿堂Mに行ってみたんですが、火力なさすぎでどうにもならなかったので諦めました。
魔法型&回復スキル優先とかしてるとほんとに攻撃手段がない。
精神攻撃力が4000行ってないので、中ボスとか相手にチェイサーで1しか出ないんすよ。
魔法スキルだけじゃどうにもならんって状態です。
でもロト武器出るの殿堂……orz
+10されてるのがあまり商店に出ないので、とりあえず金をためながら出るのを待ってる状態です。自分じゃ+10まで行く気がしないくらい失敗するのでw
あとはバルマンのほうが46〜7になったらバルマンで通うかなぁというところですね。
ロト武器といえば、別ゲからのフレにものすごくいいのをせっかくいただいたのに、祝福用意しておきながら間違って一般精錬押してしまってそういう時に限って失敗で、ぽっきり行ってしまいましたorz
青で精神+と攻撃速度+とかいう神OPだったのに……!
自分の指を呪いました割と本気で。
ロト様が46になった際、一応46Lvまでのシナリオは終わらせました。
以下はそこまでやった上での妄想となりますが、46はエルピン関連しか進展がなかったので、ロト様のことしか見えない自分の妄想にはあまり関係がないため、45Lvシナリオ相当のネタバレとなります。
ついでに腐的な視点での萌え語りが入るかと思われますので、苦手な方は逃げる準備をした上で読み進めてください。
とはいえ冒頭から腐ってますけど……w
あ、あと一番最後のとこに、エ○なしのバル×ロトが置いてあります。
話の内容的に一応45Lvくらいまでやってたほうがいいかなーという感じのネタバレ設定が元になってる妄想なので、一番下においてしまいました。
そこまで進んでる方、もしくはネタバレを気にしない方のみ読み進んでください。
いや、やはりアップデートが来るとプレイそのものに夢中になってしまってですね……
まああれです、ゲームネタの二次創作してる人間ってのは、ゲームしてるからこそネタが生まれたり萌えてモチベが上がったりとかする生き物なので、ゲームしないで創作だけするのって無理なんですよね!
きっとみんなそうだと思うんだ!
さてそんなわけで、Lvキャップも48までになり、エルピントスちゃんが実装され、もちろんシナリオが追加されたわけで……
現在自分はロト様47(さっきメンテ直前になった)・バルマン46・モド先生44でその他は40以下のままという感じです。
(※現在47Lvではありますが記事後半のネタバレは45までの内容です)
44までは神殿Eをそのままやるのがいいらしいです。
45まではテオネプ山で大根の反復クエ食べながらM周回が経験値的には一番おいしいようです。
46からは闇の騎士団要塞で石碑?のクエ食べながらM周回がおいしいです。
反復クエの2つ目を出せたら騎士団Eで反復2個がいいそうです。
騎士団要塞はHP+とクリ+のイヤリングが出るのと、エルピンの武器防具を含む3キャラの装備品が出るので、金策的にもおいしいです。
自分はお金もなかったので、45からは僅かな経験値の効率よりもお金も手に入る騎士団要塞のほうで周回してました。
まあでもよく考えたら、山のほうでバルマンの武器狙いながらもうちょっと通ってもよかったかもしれない……w →※バルマン武器は山じゃなく地下でした。山は集中石狙いのソマ武器ですな
モド先生がまだ44だし自分は立ち回りが下手なので、先生使うときは山M行こうかなと思います。
疲労消化が終わったら、神殿Nクエ回しがおいしいそうです。
自分は全然やってませんが(3キャラ疲労消費しようとしてるからクエ回す時間がない)。
ロト様が46まできた日にそろそろいいかなと使者の殿堂Mに行ってみたんですが、火力なさすぎでどうにもならなかったので諦めました。
魔法型&回復スキル優先とかしてるとほんとに攻撃手段がない。
精神攻撃力が4000行ってないので、中ボスとか相手にチェイサーで1しか出ないんすよ。
魔法スキルだけじゃどうにもならんって状態です。
でもロト武器出るの殿堂……orz
+10されてるのがあまり商店に出ないので、とりあえず金をためながら出るのを待ってる状態です。自分じゃ+10まで行く気がしないくらい失敗するのでw
あとはバルマンのほうが46〜7になったらバルマンで通うかなぁというところですね。
ロト武器といえば、別ゲからのフレにものすごくいいのをせっかくいただいたのに、祝福用意しておきながら間違って一般精錬押してしまってそういう時に限って失敗で、ぽっきり行ってしまいましたorz
青で精神+と攻撃速度+とかいう神OPだったのに……!
自分の指を呪いました割と本気で。
ロト様が46になった際、一応46Lvまでのシナリオは終わらせました。
以下はそこまでやった上での妄想となりますが、46はエルピン関連しか進展がなかったので、ロト様のことしか見えない自分の妄想にはあまり関係がないため、45Lvシナリオ相当のネタバレとなります。
ついでに腐的な視点での萌え語りが入るかと思われますので、苦手な方は逃げる準備をした上で読み進めてください。
とはいえ冒頭から腐ってますけど……w
あ、あと一番最後のとこに、エ○なしのバル×ロトが置いてあります。
話の内容的に一応45Lvくらいまでやってたほうがいいかなーという感じのネタバレ設定が元になってる妄想なので、一番下においてしまいました。
そこまで進んでる方、もしくはネタバレを気にしない方のみ読み進んでください。
---------
※直接記事に来てしまった人のためにちょっとだけ空白入れておきます。
まず44Lvでできるシナリオから……
のっけからやってくれますって感じですよよよ。
そんなに急いでジャガー追いかけるとは思ってなかったよロト様www
しかもその後領主城内では合流できてないし!
ということで、すでに書いてあるジャガロトを連続ものとしてそのままでは使いにくくなってしまったので、シナリオの様子を見つつ、「番外編」扱いにするか、最初と最後だけちょっと変えてそのまま使うかになると思われます。
番外編扱いにした場合は、改めてシナリオに沿った内容のジャガロト話を増やすだけですけどね!
いやしかしおいしい……
まずあれです、ロト様が別行動しようとしたときのバルマンの引き止め方っていうか。
「おまえがしてること、俺たちが知っちゃいけないのか?」
もうね。バルロト好きーにはこれだけでご褒美ってくらい妄想を掻き立ててくれる台詞ですよ。
ちなみに自分のとこの話というか設定では、この段階ではバルマンは「イリシアさんのほうが好きだし大切だけどロトのことが気になって仕方ない&放っておけない」っぽい状態ってことにしてまして、そのうち小説でも続きとして書きますが、イリシアさんとロトの間で揺れて悩んでる的な……
半端な気持ちなので強く聞いたり引きとめたりできないみたいな。
過去に因縁のありそうな変な男を一人で追ってってしまうのを心配して見送るみたいな。
挙句の果てにロト様はジャガーにやられちゃうことにするので、その後の後悔がひどいみたいな展開もいいかなぁとか妄想してたりします。
んで、ロト見送って領主城戻ると、バルマン達捕まっちゃうじゃないですか。
ランドスは「墓に花くらい添えてやる」みたいに言ってるけど、あれ絶対後で牢屋に行ってるよね!
そいでもって「俺に従えば仲間の命を助けてやらないこともない」的な要求とかしちゃうといいと思うんですよ。
で、バルマンは本当は嫌だけど仲間の命は助けたいから承諾しちゃって、何かと思えば部屋に連れてかれて縛られたまま(ry とかそういう。
でも無理やりだから結局心までは自分のものにならないわけで、終わった後で「これじゃあ交渉は決裂だな」みたいに言い放って反故にしちゃうわけですよ。
おいしくいただくだけいただいて結局処刑台送り。みたいな。
そんなエピソードをバルロトのアレに組み込もうと心に決めました。
うちの設定的には過去にすでにされててバルに記憶がないだけなんですが、この時に少し思い出しちゃうとかで。
あまり関係ないですが、自分、メインのキャラがロトバルモドなので、シナリオはその3キャラでやってるんですよね。
シナリオ的にはいないはずのキャラなので話には繋げませんが、AIの動きにまで萌えちゃって楽しかったですw
バルがランドスまっしぐらすぎてwww
瀕死になってるのにひたすらランドス殴りにいくもんだから、回復してやるのが大変でした。たまに間に入ってシールドしたりとか。
先生が「仕方ないなぁ」って感じで魔法解除とかしてくれたり、雑魚を焼き払ったりしてくれて、でも先生に気を取られてるとバルが死にそうなので先生半分放置になっちゃったりで。
画面内のそんな奴らを見て萌えてました。
もうだめですねこの脳。
そして45Lvシナリオ。
ジャガロト萌えすぎてやばいwww
なにこのやりとり……!
おまえら過去にもやっぱりなんかあるだろ!(性的な意味で
イザンとアジェは両方ともディオネ様のパルティオなんですなー、というのがわかったところで、ついったー仲間でお山ネタで盛り上がってた際、
イザンに襲われたロト様がパルティオに命じるみたいにやめるように言っても、「自分はディオネ様のパルティオです、あなたの命令には従いません」みたいな反抗してそのままやっちゃうという展開が降ってきたので、イザン×ロト書くときに使おうと思います。
どうでもいいけど、このときイザンが「アエルロト様」って呼んでる場面があった。周囲に誰もいないのに。
「アリエル様」だろ! と突っ込みたくなった。
結構今回も文章の間違い的なの多いですな……w
シナリオだと二人はいいタイミングで現れてますが、これをタイミングが遅すぎたことにしてジャガロト展開するのがおいしいかなと思うので、たぶん連続ものの一部としてのジャガロトをその方向で新たに書くと思います。
ジャガーが呼び出した人形にもいたずらされちゃえばいいと思うよ。
で、この辺までやると、アニメムービーの例のシーンが確信に変るんですよね(カバシャあたりですでにだいぶ予想つきますが)。
タルタロス結界陣を展開した術法師のひとりに、ロト様いるよねっていう。
たぶんディオネ様もいるんだろうなぁとか思いますが小さくてよく見えないw
結界が張られたのが5年前ってことなので、当時のロト様は18歳。
その若さで、そんな大仕事に加わってるわけですよね。
神々との戦いで人々は苦しんでて、どうにかして戦いを終わらせようと、本人の意思なのか周囲に言われてなのかはわかりませんが、「人々を救うために」がんばったわけです。
18歳そこらの青年が。
たぶんディオネ様も同じくらいの歳だろうし、結界作った術法師は5人だったらしいので、まあゲームにもよくある「世界を救うために立ち上がった若者たち」的な立場だったと思うんですよ。
世界を救って英雄になるはずだった人たち。
もちろん、本人たちはそんなこと考える余裕もなくてただ必死だったと思いますが、周囲はそれを期待して彼らを送り出してると思うんですよね。
それが、実際に結界を展開して、しばらくして。
「天界に置き去りにされた人を取り戻す手段がない」
「人間と友好的だった神まで追放されて、神の恩恵を失った人々が苦しんでいる」
そんな情報ばかりが寄せられたら……
18歳ですよ。
必死でがんばったんですよ。
救われた人も確かにいたはずだけど、それ以上の犠牲を生んでしまう結果になった。
それを知ったときのロト様の気持ちを思うとですね、なんかこう、こっちまで苦しくなってくるっていうかね。
かといってすぐに結界を取り消すなんてことしても、また争いが始まるだろうし、むしろ反抗した人間に対して神々の怒りは増してるはずで、もっとひどいことになるのが目に見えてるわけで。
だからたぶん、まず術法師集団は結界を維持する派だと思うんですよね。
あとはエリアデン王国の王は神に代わって支配者になろうとしてるわけで、これまた結界は維持されたほうが都合がいい。
でも術法師集団は脅威だから、彼らを黙らせるためにオボロスを求めてる。
ロト様が術法師の職を捨てたタイミングがいつなのかはわかりませんが、恐らくは寄せられた情報にいてもたってもいられなくなって、自分の目ですべてを見て、知って、その上でどうすればいいのか考えたいと思ったんじゃないかなと。
山にいたら術法師としての方針に従わなくてはいけないから、何もできない。
きっとディオネ様も同じように悩んだりはしてたんだと思うけど、力のある術法師がそんなに大勢山を離れるわけにもいかないし、きっとディオネ様のほうが立場が上だったりして動くわけにはいかなかったんだろうなと。
だからロト様が山を出ることを強くは止めず、自分の分まで世界を見てきて欲しいと願ったんじゃなかろうかと。
どこにいても見つけ出せるようにと、アジェリナを作り出したのもそのためで。
職を捨ててパルティオに去られたロト様を守る者がいないから、自分のパルティオであるイザンにもロト様を守るように命じて。
ロト様はロト様で、ディオネ様のそういう気持ちをわかっているから、「彼女もかよわい女性ですから」みたいに気遣って、彼女自身を守るように二人を帰らせたりしてるとかで。
グリンデルでの話の感じからだと、割と長いこと放浪してそうに見えたので、19歳とかそんなくらいから旅してるんじゃないかなーと思うわけです。
それでですね。
サブ垢とか、ゼウスにいた頃のキャラをおしゃべり用に育ててですね、過去のシナリオをまた見る機会があったわけなんですが。
ロト様の過去が大体わかってきた今見るとですね、非常に切ない気分になってくる場面が多くて。
たとえばロトルア前、みんなのオボロスを探す理由を聞いてるとき、ピンコの母が天界に捕まってるって話なんて、笑いながら聞いてるけど、「自分のせいだ」という意識があったら、内心穏やかじゃなかっただろうなぁとか。
失われた要塞で、ナシプが人間を恨んでいるのがなぜかをピンコに説明するときも、イケニエとして求める神が消えたら人間たちに悪用されだしたっていう事実を、その原因を作り出したロト様本人が説明してるっていうのがね。こっちは表情も切なそうなんですよね。
そういう「何か重いもの」を背負った状態で放浪してるとか、想像しただけでも苦しそうでそんなロト様に萌える。
で、なんでそこから次の連想に至ったのかよく覚えてないんですが。
ある程度の段階で、ロト様が結界作ったうちの一人だってことが、隊の仲間に知られる時が来ると思うんすよね。
ソーマはたぶん人間じゃないと思うので、これといって責めもしなければかばいもしないかなーと思うんですよ。
イリシアさんは本人が色々抱えてそうなので、記憶が戻ってるか否かに関わらず、やはり黙って成り行きを見守る系だと思うんですよ。
ナギは最初はショックだろうけど、それが仕方なかったと理解できると思うので、一応は慰める側に回ると思うんですよ。でもロト様からすれば申し訳なくてその優しさに甘えることはできないと思うんすよね。
モド先生は元々の旅の目的が違うので、その事実が態度に影響を与えることはないと思うんですよ。だからといって優しくするタイプではないから、表面上は我関せずになるかなと。
ピンコはきっと、最初は受け入れにくくてちょっとはぎくしゃくしちゃうと思うんすよね。
結界作ったことそのものより、ずっと黙ってたってことのほうに、ものすごく怒るんじゃないかなって。
あとルコは、その段階でどこまで心が成長してるかにもよるけど、ウィルロト廃位の引き金ともいえる結界についてどう思うかっていうと、あまりいい感情は抱けないだろうなと。
エルピンはまあ大人だし、その辺の事情は理解はできそうだから表立って責めることはしなさそうだなと。でも庇ったりとかそういうのはしなさそうだなと。
で、そう考えるとバルマンだけなんすよね。
結界の影響があまりなくて、しかも感情ストレートに表現できる奴が。
そしてそれをされても、ロトの側も「申し訳ない」って思わずに受け入れられる相手が。
別に腐じゃなくてもいいというか普通の展開だったとしてもですね。
ロトがずっと抱えて生きてきた苦しみみたいなものを、すぐにでも一緒に背負ってやるって、バルマンなら言えるんじゃないかなーと。
そんな妄想とですね。
ついったーのほうで一時期話してた、「ロトって冒険終わったあととか、お山に戻るとか結界関連の責任取るとかみたいな形でバルたちの前から去りそうだよね」っていう辺りと妄想がぐちゃぐちゃ混ざりまして。
ちょっと別口で作成中のお話のほうにも似たやりとりいれちゃうかもしれませんが、妄想した展開のひとつを以下にでもつらつら書いておいてみますね。
最初に妄想したのは旅の途中で正体ばれて、ってやつだったんですが、今シナリオとかも半端に見てる状態で書き起こしにくかったので、超絶適当妄想ED後みたいな話にしてみました。
---
背負うもの
「本当に、ひとりで行っちまうのか?」
シュバルマンの問いに、アエルロトは表情を変えず、ただ静かな笑みを浮かべたままうなずいた。
「みなさんそれぞれにやるべきこともおありでしょうし」
自分の「すべきこと」に巻き込む気はない、という態度をアエルロトは崩さなかった。
「術法師としての仕事は、術法師たちだけで行えば済むことです」
一度辞したといっていたその職に、アエルロトは戻るつもりでいた。
人々を苦しみから救おうとしただけだったとはいえ、彼らが作り出したタルタロス結界陣は結果的に多くの犠牲を生んだ。さらに、結界を巡る新たな争いにより、地上を荒廃させる原因ともなってしまった。
今は神々との争いが表面上は治まり、仮初めの平和が訪れただけのような状態だった。
荒れてしまった世界を癒し、あふれた魔物を退け、人々が真に平和に暮らせる状態を取り戻さなくてはならない。
そのために、再び術法師として復職し、尽力したいのだとアエルロトは仲間たちに告げていたのだ。
もちろん仲間たちは共に行くと申し出たが、術法師たちの間での決まりでもあるのか、行動を共にすることはできないと拒まれていた。
「貴方たちのようなすばらしい仲間に出会えた私です、今後も行く先々でそういった人々に巡り合えるでしょう。心配いりませんよ」
安心させるために言ったのであろうアエルロトのその言葉が、小さくシュバルマンの胸を刺す。
他の誰かで、代わりになるものなのか、と。
「アエルロト」
「なんです?」
他の仲間たちはすでに歩き出しているというのに、シュバルマンだけが一人、なかなかアエルロトの元から立ち去らずにいた。
「確かに他の奴らにはやることがあると思う。でも俺は、もう領主の遺言は果たしたし、特にやるべきことなんてない」
領主に死なれて以降、ずっと傭兵として生きてきた身だった。
現状では決まった主人もいない。
クロモドも同じ「治癒の石」を必要としていたため、シュバルマン自身はただその石を一度手に取っただけでそれをクロモドに渡していた。自分はそれで充分だ、と。
その石は死者のためにではなく、今を生きようとしている者にこそ必要なものだと。
「イリシアさんの傍にいてさしあげなくていいんですか?」
ほんの少しだけ、どこか悲しそうに目を細めてアエルロトが訊ねる。
「取り戻した記憶の整理をする時間がほしいそうだ」
一度に蘇った記憶の量は膨大で、イリシアは気持ちを落ち着けるまでにしばらくかかりそうだと言っていた。
「それなら、余計についていてさしあげたほうが……」
仕方のない人たちだ、とでも言わんばかりに苦笑して、アエルロトは言った。
それでもシュバルマンは首を振った。
「今のイリシアさんには、ひとりで静かに過ごす時間が必要だと思う。俺がいても迷惑だろう」
「イリシアさんがダメだったから私について来たい、ということですか」
視線を逸らしてそう呟いたアエルロトの顔には、どこか寂しげな笑みが浮かんでいた。
「だーっ、そういうことじゃない!」
上手く言葉で伝えられないことに苛立ってか、シュバルマンが声を荒げる。
「おまえがイリシアさんの話を出すから事情を説明しただけだろう。なんでそんなに人を遠ざけたがるんだ」
一歩近づいて真正面に立ち、顔を覗き込むようにして問う。
「何度も申し上げているではありませんか。これは私たち術法師の責任、我々が背負えば済むものなのです。他の方を巻き込む気はありません」
段々声の大きくなってきていたシュバルマンとは対照的に、アエルロトはただ静かにそう諭す。
「なぜ自分たちだけで背負おうとするんだ。そんなことする必要がどこにある。俺が一緒に背負わせろって言ってるんだから、分けてくれたっていいだろ?」
勢いでか、シュバルマンはアエルロトの腕を掴んでいた。
「もう今更何か隠すことだってないだろう? せっかく今までの旅で分かち合ってきたのに、なんでそれを捨てようとするんだよ」
言いたいことが伝わらないもどかしさに焦っているのか、熱っぽい口調で次々と言葉を放つ。
「シュバルマンさん」
「いったいどうすりゃおまえは素直に人の好意に甘えるんだ」
「シュバルマンさん、腕、痛いです」
何か訴えていたアエルロトの声に気づくのが遅れるほど、シュバルマンはまくし立てていた。
「え、あ、すまん」
いつの間にか両の二の腕あたりをがっちりと掴んでしまっていたことに気づき、慌てて手を離す。
「なぜ貴方はそんなに、私などについて来たがるんです。面白い旅にもなりませんし、危険だって伴うでしょう」
腕をさすりながらアエルロトはため息をつく。
「遠くからでも彼女を見守ってさしあげればいいのに」
イリシアの背はもうだいぶ遠くに見えるが、走れば間に合わない距離ではない。
「だから言ってるだろ。おまえが背負ってるものを一緒に背負ってやりたいだけだ」
ただ真面目に。真っ直ぐに。シュバルマンはそう言った。
「それは、騎士として行うべき道だから、ですか?」
あまりの真っ直ぐさに気おされたのか、眩しそうに目を細めてアエルロトは訊ねた。
「元騎士の俺にそういう聞き方されてもな……染み付いてる生き方だし、困ってる奴とか苦しんでる奴のこと、放ってなんかおけない」
「私が困っているように見えますか」
むしろこのやり取りで困った顔をしているのはシュバルマンのほうだった。
アエルロトとしては、特に困ってなどいない。
それはシュバルマンもわかってはいるのか、小さく横に首を振った。
「……でも、苦しんでるように見えるから」
その一瞬、なぜかシュバルマン自身が苦しんでいるかのような顔をしていた。
アエルロトは言葉につまる。
苦しんでなどいないといえば嘘になるからだ。
それでも、苦しいですなどとは言えなかった。
いつもなら、とっさの嘘でさえさらりと口をついて出るはずの言葉が、何も出てこなかった。
「無理に何もかも話せとは言わない、だから、せめて一緒に居させてくれないか」
ちょっとした戦力にはなれることくらいわかるだろ、とシュバルマンは照れからなのか苦笑して言う。
「ですが……」
アエルロトはなかなか申し出を受け入れようとはしない。
「じゃあ、こういうのはどうだ」
うーん、とひとつ唸った後、シュバルマンはそう言ってアエルロトの前に跪いた。
「用心棒でも、傭兵でも、騎士としてでもなんでもいい。俺を雇ってくれ」
「雇えと言われましても、そんなお金などありませんよ」
唐突な行動と、少しわざとらしかったその仕草に、アエルロトは小さく笑った。
そして立たせようとしてか手を伸ばす。
「それなら」
伸ばした手をシュバルマンの手の平が下から受け止める。
「報酬はおまえのそういう笑顔でいい」
そう言って、騎士が主人や貴婦人にするかのように、手の甲に軽く口づけた。
「……! シュバルマンさん、あの、ここ一応往来ですので……」
さすがのアエルロトも恥ずかしくなったのか、周囲を見回して手を引っ込めようとする。
朝一番の船に乗る者のため早朝に出てきていたから人通りは少なかったものの、それはそれで目立って人目を引いてしまっていた。
ふと港の方を見れば、その朝一の船は既に出港していた。
それに乗って旅立った者とは、しばらくは会えないだろう。
シュバルマンは手を離さずに掴んだまま立ち上がり、アエルロトの荷物の一部まで勝手に担いだ。
「払わないと気が済まないってときだけ払ってくれればいい。近くにいるのが面倒だと思うときは、離れてろと命じてくれればいい」
でも、とシュバルマンは続ける。
「勝手にいなくなるのだけはやめてくれ。守るべき主人に見捨てられる傭兵ほど情けないもんはないからな」
「誰も主人になるとは承諾していませんよ」
手も離してもらえないと諦めてか、アエルロトは小さくため息をつき手を引かれるままに共に歩き出した。
「俺は親友とかそういうんでもいいんだぞ? でもおまえがそれじゃ照れくさいんだろう?」
行き先がどこかの確認もせずに、シュバルマンはぐいぐいとアエルロトの手を引き続ける。
「親友、ですか……」
アエルロトのその呟きはシュバルマンには届いていないようだった。
一際強くアエルロトの手が引かれる。
次の瞬間には、アエルロトはすっぽりとシュバルマンの腕の中に収まっていた。
「ちょっ……」
だからここは往来だからと、動こうとした唇は塞がれていた。
少ししてやっと離れたシュバルマンの口から言葉がこぼれる。
「立場や関係につける名前なんてなんでもいいんだ」
そっと離れて、抱きしめている間地面に置かれていたアエルロトの荷物を再び担ぎなおすと、シュバルマンは少しだけ照れくさそうな顔で微笑んだ。
「こうやって、お前の背負ってるもん勝手に横から奪える位置にいさせてくれれば、それで」
そんな仕草に、なぜか心まで軽くなった気がして、アエルロトはふ、とため息をついた。
「お、初日から太っ腹だな。もう報酬二つ目だ」
アエルロトはため息をついただけのつもりだったが、顔がほころんでいたのか、シュバルマンにそう指摘される。
「荷物を持ってくださったことへのお駄賃ですよ」
ごまかすほうが恥ずかしいとでも思ったのか、アエルロトはシュバルマンに話を合わせた。
これでもう、申し出を受けたも同じだ。
「これくらいお安い御用だ」
どことなく嬉しそうな顔をしているのも、シュバルマンの側もそれを承諾と受け取ったからだろう。
「ところでアエルロト」
「なんです?」
歩き出してすぐ、シュバルマンは足を止め振り返った。
「道、こっちでよかったのか?」
散々引っ張っておきながら今更になって確認するシュバルマンに、アエルロトは少し間を置いて答えた。
「貴方が荷物を持ってくださるなら」
――どんなに遠回りになっても私は構いませんよ。
そう続けてアエルロトは、久しぶりに自ら意識して笑って見せた。
笑いたいと思って笑えることの心地よさを、噛みしめながら。
※直接記事に来てしまった人のためにちょっとだけ空白入れておきます。
まず44Lvでできるシナリオから……
のっけからやってくれますって感じですよよよ。
そんなに急いでジャガー追いかけるとは思ってなかったよロト様www
しかもその後領主城内では合流できてないし!
ということで、すでに書いてあるジャガロトを連続ものとしてそのままでは使いにくくなってしまったので、シナリオの様子を見つつ、「番外編」扱いにするか、最初と最後だけちょっと変えてそのまま使うかになると思われます。
番外編扱いにした場合は、改めてシナリオに沿った内容のジャガロト話を増やすだけですけどね!
いやしかしおいしい……
まずあれです、ロト様が別行動しようとしたときのバルマンの引き止め方っていうか。
「おまえがしてること、俺たちが知っちゃいけないのか?」
もうね。バルロト好きーにはこれだけでご褒美ってくらい妄想を掻き立ててくれる台詞ですよ。
ちなみに自分のとこの話というか設定では、この段階ではバルマンは「イリシアさんのほうが好きだし大切だけどロトのことが気になって仕方ない&放っておけない」っぽい状態ってことにしてまして、そのうち小説でも続きとして書きますが、イリシアさんとロトの間で揺れて悩んでる的な……
半端な気持ちなので強く聞いたり引きとめたりできないみたいな。
過去に因縁のありそうな変な男を一人で追ってってしまうのを心配して見送るみたいな。
挙句の果てにロト様はジャガーにやられちゃうことにするので、その後の後悔がひどいみたいな展開もいいかなぁとか妄想してたりします。
んで、ロト見送って領主城戻ると、バルマン達捕まっちゃうじゃないですか。
ランドスは「墓に花くらい添えてやる」みたいに言ってるけど、あれ絶対後で牢屋に行ってるよね!
そいでもって「俺に従えば仲間の命を助けてやらないこともない」的な要求とかしちゃうといいと思うんですよ。
で、バルマンは本当は嫌だけど仲間の命は助けたいから承諾しちゃって、何かと思えば部屋に連れてかれて縛られたまま(ry とかそういう。
でも無理やりだから結局心までは自分のものにならないわけで、終わった後で「これじゃあ交渉は決裂だな」みたいに言い放って反故にしちゃうわけですよ。
おいしくいただくだけいただいて結局処刑台送り。みたいな。
そんなエピソードをバルロトのアレに組み込もうと心に決めました。
うちの設定的には過去にすでにされててバルに記憶がないだけなんですが、この時に少し思い出しちゃうとかで。
あまり関係ないですが、自分、メインのキャラがロトバルモドなので、シナリオはその3キャラでやってるんですよね。
シナリオ的にはいないはずのキャラなので話には繋げませんが、AIの動きにまで萌えちゃって楽しかったですw
バルがランドスまっしぐらすぎてwww
瀕死になってるのにひたすらランドス殴りにいくもんだから、回復してやるのが大変でした。たまに間に入ってシールドしたりとか。
先生が「仕方ないなぁ」って感じで魔法解除とかしてくれたり、雑魚を焼き払ったりしてくれて、でも先生に気を取られてるとバルが死にそうなので先生半分放置になっちゃったりで。
画面内のそんな奴らを見て萌えてました。
もうだめですねこの脳。
そして45Lvシナリオ。
ジャガロト萌えすぎてやばいwww
なにこのやりとり……!
おまえら過去にもやっぱりなんかあるだろ!(性的な意味で
イザンとアジェは両方ともディオネ様のパルティオなんですなー、というのがわかったところで、ついったー仲間でお山ネタで盛り上がってた際、
イザンに襲われたロト様がパルティオに命じるみたいにやめるように言っても、「自分はディオネ様のパルティオです、あなたの命令には従いません」みたいな反抗してそのままやっちゃうという展開が降ってきたので、イザン×ロト書くときに使おうと思います。
どうでもいいけど、このときイザンが「アエルロト様」って呼んでる場面があった。周囲に誰もいないのに。
「アリエル様」だろ! と突っ込みたくなった。
結構今回も文章の間違い的なの多いですな……w
シナリオだと二人はいいタイミングで現れてますが、これをタイミングが遅すぎたことにしてジャガロト展開するのがおいしいかなと思うので、たぶん連続ものの一部としてのジャガロトをその方向で新たに書くと思います。
ジャガーが呼び出した人形にもいたずらされちゃえばいいと思うよ。
で、この辺までやると、アニメムービーの例のシーンが確信に変るんですよね(カバシャあたりですでにだいぶ予想つきますが)。
タルタロス結界陣を展開した術法師のひとりに、ロト様いるよねっていう。
たぶんディオネ様もいるんだろうなぁとか思いますが小さくてよく見えないw
結界が張られたのが5年前ってことなので、当時のロト様は18歳。
その若さで、そんな大仕事に加わってるわけですよね。
神々との戦いで人々は苦しんでて、どうにかして戦いを終わらせようと、本人の意思なのか周囲に言われてなのかはわかりませんが、「人々を救うために」がんばったわけです。
18歳そこらの青年が。
たぶんディオネ様も同じくらいの歳だろうし、結界作った術法師は5人だったらしいので、まあゲームにもよくある「世界を救うために立ち上がった若者たち」的な立場だったと思うんですよ。
世界を救って英雄になるはずだった人たち。
もちろん、本人たちはそんなこと考える余裕もなくてただ必死だったと思いますが、周囲はそれを期待して彼らを送り出してると思うんですよね。
それが、実際に結界を展開して、しばらくして。
「天界に置き去りにされた人を取り戻す手段がない」
「人間と友好的だった神まで追放されて、神の恩恵を失った人々が苦しんでいる」
そんな情報ばかりが寄せられたら……
18歳ですよ。
必死でがんばったんですよ。
救われた人も確かにいたはずだけど、それ以上の犠牲を生んでしまう結果になった。
それを知ったときのロト様の気持ちを思うとですね、なんかこう、こっちまで苦しくなってくるっていうかね。
かといってすぐに結界を取り消すなんてことしても、また争いが始まるだろうし、むしろ反抗した人間に対して神々の怒りは増してるはずで、もっとひどいことになるのが目に見えてるわけで。
だからたぶん、まず術法師集団は結界を維持する派だと思うんですよね。
あとはエリアデン王国の王は神に代わって支配者になろうとしてるわけで、これまた結界は維持されたほうが都合がいい。
でも術法師集団は脅威だから、彼らを黙らせるためにオボロスを求めてる。
ロト様が術法師の職を捨てたタイミングがいつなのかはわかりませんが、恐らくは寄せられた情報にいてもたってもいられなくなって、自分の目ですべてを見て、知って、その上でどうすればいいのか考えたいと思ったんじゃないかなと。
山にいたら術法師としての方針に従わなくてはいけないから、何もできない。
きっとディオネ様も同じように悩んだりはしてたんだと思うけど、力のある術法師がそんなに大勢山を離れるわけにもいかないし、きっとディオネ様のほうが立場が上だったりして動くわけにはいかなかったんだろうなと。
だからロト様が山を出ることを強くは止めず、自分の分まで世界を見てきて欲しいと願ったんじゃなかろうかと。
どこにいても見つけ出せるようにと、アジェリナを作り出したのもそのためで。
職を捨ててパルティオに去られたロト様を守る者がいないから、自分のパルティオであるイザンにもロト様を守るように命じて。
ロト様はロト様で、ディオネ様のそういう気持ちをわかっているから、「彼女もかよわい女性ですから」みたいに気遣って、彼女自身を守るように二人を帰らせたりしてるとかで。
グリンデルでの話の感じからだと、割と長いこと放浪してそうに見えたので、19歳とかそんなくらいから旅してるんじゃないかなーと思うわけです。
それでですね。
サブ垢とか、ゼウスにいた頃のキャラをおしゃべり用に育ててですね、過去のシナリオをまた見る機会があったわけなんですが。
ロト様の過去が大体わかってきた今見るとですね、非常に切ない気分になってくる場面が多くて。
たとえばロトルア前、みんなのオボロスを探す理由を聞いてるとき、ピンコの母が天界に捕まってるって話なんて、笑いながら聞いてるけど、「自分のせいだ」という意識があったら、内心穏やかじゃなかっただろうなぁとか。
失われた要塞で、ナシプが人間を恨んでいるのがなぜかをピンコに説明するときも、イケニエとして求める神が消えたら人間たちに悪用されだしたっていう事実を、その原因を作り出したロト様本人が説明してるっていうのがね。こっちは表情も切なそうなんですよね。
そういう「何か重いもの」を背負った状態で放浪してるとか、想像しただけでも苦しそうでそんなロト様に萌える。
で、なんでそこから次の連想に至ったのかよく覚えてないんですが。
ある程度の段階で、ロト様が結界作ったうちの一人だってことが、隊の仲間に知られる時が来ると思うんすよね。
ソーマはたぶん人間じゃないと思うので、これといって責めもしなければかばいもしないかなーと思うんですよ。
イリシアさんは本人が色々抱えてそうなので、記憶が戻ってるか否かに関わらず、やはり黙って成り行きを見守る系だと思うんですよ。
ナギは最初はショックだろうけど、それが仕方なかったと理解できると思うので、一応は慰める側に回ると思うんですよ。でもロト様からすれば申し訳なくてその優しさに甘えることはできないと思うんすよね。
モド先生は元々の旅の目的が違うので、その事実が態度に影響を与えることはないと思うんですよ。だからといって優しくするタイプではないから、表面上は我関せずになるかなと。
ピンコはきっと、最初は受け入れにくくてちょっとはぎくしゃくしちゃうと思うんすよね。
結界作ったことそのものより、ずっと黙ってたってことのほうに、ものすごく怒るんじゃないかなって。
あとルコは、その段階でどこまで心が成長してるかにもよるけど、ウィルロト廃位の引き金ともいえる結界についてどう思うかっていうと、あまりいい感情は抱けないだろうなと。
エルピンはまあ大人だし、その辺の事情は理解はできそうだから表立って責めることはしなさそうだなと。でも庇ったりとかそういうのはしなさそうだなと。
で、そう考えるとバルマンだけなんすよね。
結界の影響があまりなくて、しかも感情ストレートに表現できる奴が。
そしてそれをされても、ロトの側も「申し訳ない」って思わずに受け入れられる相手が。
別に腐じゃなくてもいいというか普通の展開だったとしてもですね。
ロトがずっと抱えて生きてきた苦しみみたいなものを、すぐにでも一緒に背負ってやるって、バルマンなら言えるんじゃないかなーと。
そんな妄想とですね。
ついったーのほうで一時期話してた、「ロトって冒険終わったあととか、お山に戻るとか結界関連の責任取るとかみたいな形でバルたちの前から去りそうだよね」っていう辺りと妄想がぐちゃぐちゃ混ざりまして。
ちょっと別口で作成中のお話のほうにも似たやりとりいれちゃうかもしれませんが、妄想した展開のひとつを以下にでもつらつら書いておいてみますね。
最初に妄想したのは旅の途中で正体ばれて、ってやつだったんですが、今シナリオとかも半端に見てる状態で書き起こしにくかったので、超絶適当妄想ED後みたいな話にしてみました。
---
背負うもの
「本当に、ひとりで行っちまうのか?」
シュバルマンの問いに、アエルロトは表情を変えず、ただ静かな笑みを浮かべたままうなずいた。
「みなさんそれぞれにやるべきこともおありでしょうし」
自分の「すべきこと」に巻き込む気はない、という態度をアエルロトは崩さなかった。
「術法師としての仕事は、術法師たちだけで行えば済むことです」
一度辞したといっていたその職に、アエルロトは戻るつもりでいた。
人々を苦しみから救おうとしただけだったとはいえ、彼らが作り出したタルタロス結界陣は結果的に多くの犠牲を生んだ。さらに、結界を巡る新たな争いにより、地上を荒廃させる原因ともなってしまった。
今は神々との争いが表面上は治まり、仮初めの平和が訪れただけのような状態だった。
荒れてしまった世界を癒し、あふれた魔物を退け、人々が真に平和に暮らせる状態を取り戻さなくてはならない。
そのために、再び術法師として復職し、尽力したいのだとアエルロトは仲間たちに告げていたのだ。
もちろん仲間たちは共に行くと申し出たが、術法師たちの間での決まりでもあるのか、行動を共にすることはできないと拒まれていた。
「貴方たちのようなすばらしい仲間に出会えた私です、今後も行く先々でそういった人々に巡り合えるでしょう。心配いりませんよ」
安心させるために言ったのであろうアエルロトのその言葉が、小さくシュバルマンの胸を刺す。
他の誰かで、代わりになるものなのか、と。
「アエルロト」
「なんです?」
他の仲間たちはすでに歩き出しているというのに、シュバルマンだけが一人、なかなかアエルロトの元から立ち去らずにいた。
「確かに他の奴らにはやることがあると思う。でも俺は、もう領主の遺言は果たしたし、特にやるべきことなんてない」
領主に死なれて以降、ずっと傭兵として生きてきた身だった。
現状では決まった主人もいない。
クロモドも同じ「治癒の石」を必要としていたため、シュバルマン自身はただその石を一度手に取っただけでそれをクロモドに渡していた。自分はそれで充分だ、と。
その石は死者のためにではなく、今を生きようとしている者にこそ必要なものだと。
「イリシアさんの傍にいてさしあげなくていいんですか?」
ほんの少しだけ、どこか悲しそうに目を細めてアエルロトが訊ねる。
「取り戻した記憶の整理をする時間がほしいそうだ」
一度に蘇った記憶の量は膨大で、イリシアは気持ちを落ち着けるまでにしばらくかかりそうだと言っていた。
「それなら、余計についていてさしあげたほうが……」
仕方のない人たちだ、とでも言わんばかりに苦笑して、アエルロトは言った。
それでもシュバルマンは首を振った。
「今のイリシアさんには、ひとりで静かに過ごす時間が必要だと思う。俺がいても迷惑だろう」
「イリシアさんがダメだったから私について来たい、ということですか」
視線を逸らしてそう呟いたアエルロトの顔には、どこか寂しげな笑みが浮かんでいた。
「だーっ、そういうことじゃない!」
上手く言葉で伝えられないことに苛立ってか、シュバルマンが声を荒げる。
「おまえがイリシアさんの話を出すから事情を説明しただけだろう。なんでそんなに人を遠ざけたがるんだ」
一歩近づいて真正面に立ち、顔を覗き込むようにして問う。
「何度も申し上げているではありませんか。これは私たち術法師の責任、我々が背負えば済むものなのです。他の方を巻き込む気はありません」
段々声の大きくなってきていたシュバルマンとは対照的に、アエルロトはただ静かにそう諭す。
「なぜ自分たちだけで背負おうとするんだ。そんなことする必要がどこにある。俺が一緒に背負わせろって言ってるんだから、分けてくれたっていいだろ?」
勢いでか、シュバルマンはアエルロトの腕を掴んでいた。
「もう今更何か隠すことだってないだろう? せっかく今までの旅で分かち合ってきたのに、なんでそれを捨てようとするんだよ」
言いたいことが伝わらないもどかしさに焦っているのか、熱っぽい口調で次々と言葉を放つ。
「シュバルマンさん」
「いったいどうすりゃおまえは素直に人の好意に甘えるんだ」
「シュバルマンさん、腕、痛いです」
何か訴えていたアエルロトの声に気づくのが遅れるほど、シュバルマンはまくし立てていた。
「え、あ、すまん」
いつの間にか両の二の腕あたりをがっちりと掴んでしまっていたことに気づき、慌てて手を離す。
「なぜ貴方はそんなに、私などについて来たがるんです。面白い旅にもなりませんし、危険だって伴うでしょう」
腕をさすりながらアエルロトはため息をつく。
「遠くからでも彼女を見守ってさしあげればいいのに」
イリシアの背はもうだいぶ遠くに見えるが、走れば間に合わない距離ではない。
「だから言ってるだろ。おまえが背負ってるものを一緒に背負ってやりたいだけだ」
ただ真面目に。真っ直ぐに。シュバルマンはそう言った。
「それは、騎士として行うべき道だから、ですか?」
あまりの真っ直ぐさに気おされたのか、眩しそうに目を細めてアエルロトは訊ねた。
「元騎士の俺にそういう聞き方されてもな……染み付いてる生き方だし、困ってる奴とか苦しんでる奴のこと、放ってなんかおけない」
「私が困っているように見えますか」
むしろこのやり取りで困った顔をしているのはシュバルマンのほうだった。
アエルロトとしては、特に困ってなどいない。
それはシュバルマンもわかってはいるのか、小さく横に首を振った。
「……でも、苦しんでるように見えるから」
その一瞬、なぜかシュバルマン自身が苦しんでいるかのような顔をしていた。
アエルロトは言葉につまる。
苦しんでなどいないといえば嘘になるからだ。
それでも、苦しいですなどとは言えなかった。
いつもなら、とっさの嘘でさえさらりと口をついて出るはずの言葉が、何も出てこなかった。
「無理に何もかも話せとは言わない、だから、せめて一緒に居させてくれないか」
ちょっとした戦力にはなれることくらいわかるだろ、とシュバルマンは照れからなのか苦笑して言う。
「ですが……」
アエルロトはなかなか申し出を受け入れようとはしない。
「じゃあ、こういうのはどうだ」
うーん、とひとつ唸った後、シュバルマンはそう言ってアエルロトの前に跪いた。
「用心棒でも、傭兵でも、騎士としてでもなんでもいい。俺を雇ってくれ」
「雇えと言われましても、そんなお金などありませんよ」
唐突な行動と、少しわざとらしかったその仕草に、アエルロトは小さく笑った。
そして立たせようとしてか手を伸ばす。
「それなら」
伸ばした手をシュバルマンの手の平が下から受け止める。
「報酬はおまえのそういう笑顔でいい」
そう言って、騎士が主人や貴婦人にするかのように、手の甲に軽く口づけた。
「……! シュバルマンさん、あの、ここ一応往来ですので……」
さすがのアエルロトも恥ずかしくなったのか、周囲を見回して手を引っ込めようとする。
朝一番の船に乗る者のため早朝に出てきていたから人通りは少なかったものの、それはそれで目立って人目を引いてしまっていた。
ふと港の方を見れば、その朝一の船は既に出港していた。
それに乗って旅立った者とは、しばらくは会えないだろう。
シュバルマンは手を離さずに掴んだまま立ち上がり、アエルロトの荷物の一部まで勝手に担いだ。
「払わないと気が済まないってときだけ払ってくれればいい。近くにいるのが面倒だと思うときは、離れてろと命じてくれればいい」
でも、とシュバルマンは続ける。
「勝手にいなくなるのだけはやめてくれ。守るべき主人に見捨てられる傭兵ほど情けないもんはないからな」
「誰も主人になるとは承諾していませんよ」
手も離してもらえないと諦めてか、アエルロトは小さくため息をつき手を引かれるままに共に歩き出した。
「俺は親友とかそういうんでもいいんだぞ? でもおまえがそれじゃ照れくさいんだろう?」
行き先がどこかの確認もせずに、シュバルマンはぐいぐいとアエルロトの手を引き続ける。
「親友、ですか……」
アエルロトのその呟きはシュバルマンには届いていないようだった。
一際強くアエルロトの手が引かれる。
次の瞬間には、アエルロトはすっぽりとシュバルマンの腕の中に収まっていた。
「ちょっ……」
だからここは往来だからと、動こうとした唇は塞がれていた。
少ししてやっと離れたシュバルマンの口から言葉がこぼれる。
「立場や関係につける名前なんてなんでもいいんだ」
そっと離れて、抱きしめている間地面に置かれていたアエルロトの荷物を再び担ぎなおすと、シュバルマンは少しだけ照れくさそうな顔で微笑んだ。
「こうやって、お前の背負ってるもん勝手に横から奪える位置にいさせてくれれば、それで」
そんな仕草に、なぜか心まで軽くなった気がして、アエルロトはふ、とため息をついた。
「お、初日から太っ腹だな。もう報酬二つ目だ」
アエルロトはため息をついただけのつもりだったが、顔がほころんでいたのか、シュバルマンにそう指摘される。
「荷物を持ってくださったことへのお駄賃ですよ」
ごまかすほうが恥ずかしいとでも思ったのか、アエルロトはシュバルマンに話を合わせた。
これでもう、申し出を受けたも同じだ。
「これくらいお安い御用だ」
どことなく嬉しそうな顔をしているのも、シュバルマンの側もそれを承諾と受け取ったからだろう。
「ところでアエルロト」
「なんです?」
歩き出してすぐ、シュバルマンは足を止め振り返った。
「道、こっちでよかったのか?」
散々引っ張っておきながら今更になって確認するシュバルマンに、アエルロトは少し間を置いて答えた。
「貴方が荷物を持ってくださるなら」
――どんなに遠回りになっても私は構いませんよ。
そう続けてアエルロトは、久しぶりに自ら意識して笑って見せた。
笑いたいと思って笑えることの心地よさを、噛みしめながら。

