2008年06月05日
FEZ 読み物用こじつけ設定集2(詳細ネタ編)
□細かい設定編
そんなわけで細かい設定もろもろです。
クリスタルとか戦争とか生死とか、そういうあたりの設定を
都合のいいようにこじつけてみました。
こちらも新しく説明してるのはあまりなくて引用で済ませてますが。
全部読むのは面倒という人向けのまとめみたいなものなので……
やっぱり長いので続きからどうぞ。
--------------------------------
そんなわけで細かい設定もろもろです。
クリスタルとか戦争とか生死とか、そういうあたりの設定を
都合のいいようにこじつけてみました。
こちらも新しく説明してるのはあまりなくて引用で済ませてますが。
全部読むのは面倒という人向けのまとめみたいなものなので……
やっぱり長いので続きからどうぞ。
--------------------------------
○軍事用クリスタル
・マップが見えたり、チャットがいろいろできたり、
フィールド移動ができたり、といういろいろを、軍に所属することで
与えられる特殊なクリスタルが便利アイテムなんだ! ってことにして
片付けてしまうという強引な方法をとってみました。
二人はそれぞれの所持する軍事用のクリスタルで、戦場の状況などを
確認していた。
このクリスタルは軍に所属すると渡される特殊なもので、大抵が
部隊ごとに登録を行っている。
兵の人事を司る大クリスタルとも繋がっており、それぞれの国の
“目標”地であるとか、部隊の登録者であるとか、そういった情報を
読み取ることもできる。
さらに言えば、個人の識別にも使えるため、戦場で復活不可能に
なった時は、遺体の損壊が激しくとも身元を確認できる、
認識票代わりにもなっていた。
また、遠く離れた場所にいるものとの会話も、これらクリスタルを
通じて行うことができた。
軍や部隊、パーティなどの集団で同時に会話できるのも、
魔力による特殊な細工が施されているからだ。
難しいことを考えずとも、「軍へ」「部隊へ」と念じるだけで、簡単に
その「言葉」を伝えることができるようになる。
ただし、大クリスタルと通じているため、その会話すべてが
人事担当者に筒抜けであるとも言える。
すべてを監視するのは無理ではあるものの、いつその会話を聞かれるか
わからない。そのため、個人通信として他国とのやりとりを行う場合は、
かなり慎重に行わねばならなかった。
(中略)
「無理に使おうとするなよ。俺たちに容疑がかかったら、あいつが……」
双方と繋がりのある妹まで、恐らく嫌疑をかけられる。
青年は自分たちのことよりも、妹のことを心配していた。
魔道士は少しだけ寂しそうな顔をしたが、青年の視線はクリスタルに
集中していて、気づいていなかった。
集中していないと、脳裏に結ばれた地図の像が消えてしまうのだ。
「うーん、カペラなら行けるかな」
(中略)
この“移動”にもクリスタルは利用される。
自国領やそれと隣接した土地、もしくは、援軍としての参戦を求めて
いる戦場にのみ、クリスタルの力を借りて瞬時に移動することが
できるのだ。
こういった特別な恩恵を受けたいがために、軍に所属する者も
少なくない。
一般の民ではこの特殊なクリスタルを持つことができないのだ。
軍を離れるときはもちろん返還しなくてはならない。
一度軍に所属した者が亡命する際などは、クリスタルの力に
頼れないため、一般用の定期船などに身を潜めることになる。
(中略)
敵対した戦場でなければ、他国民でもパーティを組むことができるため、
二人はクリスタルを触れ合わせて契約を交わした。
これで位置も互いにすぐ確認できる。
(中略)
問題は、他国に所属する人間を一緒に運べるかどうかだった。
同国の所属兵や一般の市民などであれば、自分のクリスタルに
一緒に触れさせることで共に転移ができるのだが、他国の軍に所属し
そのクリスタルを所持するものを運んだことなどない。
かと言ってここや、ヴィネル島にひとり残して調べに戻るのも
ためらわれた。
(一か八か、試してみるか)
自身のクリスタルを手のひらに乗せ、青年の手をそれに重ねて握りこむ。
そうして帰還を、帝国の首都への移動を念じた。
○戦場への移動と戦争開始
・布告前の移動は同じキャッスル側になるのも、
クリスタルによる移動手段だから出口が決まっているということで。
開戦されるまで戦闘行為は禁じられており、また開戦前の段階で
クリスタルの力を利用した移動手段を使った場合、
同じ城の前に敵味方どちらの軍も転送されてしまう。
○戦争時のフィールド
・戦争の勝敗に関することや、戦争時以外は戦闘行為は禁止である
ことなど。
その戦場では、結局帝国軍は敗北してしまい、
領土を敵国に明け渡すことになった。
生命力の消費で拠点に復帰できるようになる以外にも、
戦場には特殊な力が働いている。何らかの基準を元に、
一定の時間以内に勝敗が決まるようになっているのだ。
倒された兵の数であったり、『オベリスク』と呼ばれる特殊な建造物の
影響によるものであったり、さまざまな要素が絡んでいる。
何か大きな力が人間たちに戦争をさせているのではないか。
歴史を研究する者達は口々にそう語っていた。
敗北はしても、体に傷ひとつつかずに終わることもある。
この日は運がよかったのか悪かったのか、少年は少し矢や魔法を
受けはしたものの、酷い怪我は負わずに済んでいた。
敵軍の銀のナイトと距離を置いて牽制しあいながら、彼は戦場に出て
いないのだろうかとふと思ったそのときに、終戦を告げる鐘が鳴った。
この鐘の音の後は、人同士の戦闘行為は禁じられている。
もちろん、召喚術を行使していても、人であることに代わりはない。
「戦場」という状態から解放されたその土地で召喚術を使い続けることは
不可能となり、自然と術が解ける。
召喚獣の力を借りていた間も、自身の体も傷つくため、魔道士は
回復剤を取り出してそれを一気に飲み干した。
○目標戦
・目標戦って結局なんなの? というのは濁して書いています。
お偉いさんたちだけが知る秘密、ということで。
NPC話を書くようなことがあったらもっと真面目に考えてみるかも。
その日はまだ空が白み始めたばかりの早朝から、「始まりの大地」にて
戦争が行われていた。
各国の君主たちが何らかの理由から、ある特定の土地を決められた
時間に領土として確保するようにと通達することがある。
一時的にクリスタルの加護が強まることが理由だと言われているが、
一般の兵に詳しく知る者はいない。
この日はその定められた時間が「早朝」で、カセドリア連合王国では
ここ「始まりの大地」が目標となる土地だった。
○スキルの普段使用
・魔法も氷を作ったり火を着けたり程度は杖がなくても可能、
武器の扱いも、強力な技は無理だが普通に振り回すことなどは可能。
より強力な魔法や技の使用には、クリスタルの加護と、
それを使いこなすための修練が必要になる、という感じで。
「変わり者の魔道士の家」
道を尋ねるたびに人々はそう言って、近場までの案内を拒んだ。
この世界に存在する限り、どんな人間でも
クリスタルの加護を得て魔法などを扱える。
だが、その方法を学ばない限り、活用はできない。
戦争や、魔物狩りなどに関わらない一般の人々は、
まったくそれらの力を使わずに一生を終えることが多い。
そのため、あまりにも強大な力を持つ魔道士などを
恐れる傾向があるのだ。
「ある意味、強さが認められてるってことか」
若者はため息をついた。
現状に不満を抱きながらも、学ぶことすらせずに生き、
その上国を守る兵士を忌避する。
そんな人間が多いから、あんな貴族達がのさばるのだ。
「作らないとお湯ないけど、浴室先に使っちゃって」
湯は普通に沸かすより、氷と火双方の魔法を操れる本人が作ったほうが
早いと判断した。
魔道士は青年の腕のある部分を指で強く押した。
「つっ……ぅ」
これが指でなく短剣であれば、しばらく武器を持てなくなるような場所だ。
本職時に武器で攻撃したときほどの効果はないが、
抵抗する気力を削ぐ程度の痛みと痺れは与えられる。
「エンダーペインなしじゃ、この程度も耐えられない?」
魔道士は優しく囁く。
戦士たちが前線で敵の攻撃に耐えるために、常に使用している
技がある。
魔道士たちが扱う魔法と同じように、クリスタルの力を借りたものだ。
○薬品・薬瓶の形状などなど
・とっさにポケットから出して使用する際、指先で触ってわかるように、
違った形に装飾彫りっぽいものがされているのではないかと予測。
(元ネタはシャンプーとリンスのボトルの違い。溝の有無とかある)
・その他、「コスト」は薬の過剰摂取を防ぐためであるとか、
過剰摂取すると体に良くないとかそういうネタですね。
ふと、戦術盤などが置かれている机に目をやると、
薬品の空瓶がいくつか転がっていた。
この形状は、傷を癒したり体力を回復させたりする類のものではない。
魔法や、武器を扱う際の特殊な力を引き出す、
活力を増強させるタイプのもののほうだ。
「……薬限界になったから、ここで回復するつもりだったんだ」
青年はなんとなく視線を逸らしてそう言った。
戦争中は、薬品の過剰摂取を避けるため制限がかけられている。
その代わりに、クリスタルの側に座っていれば、そのクリスタルを
消費することで回復できるのだが、その土地が「戦場」という状態から
解放されるとともにクリスタルの力を受け取れなくなり、回復も
できなくなる。
どういった仕組みでそのような作用がもたらされるのかは、
学者たちの中でも様々な仮説が立てられていたが、
真相を知る者はなかった。
あれから血を吐くようなことはないが、水を飲ませる前に一応
書物を漁って症状を調べた。
薬の味がどうとか言っていたのを思い出し、薬物関連の書を手に取る。
「あー……」
書の文字を追っていた指をある言葉の上で止める。
『過剰摂取』。
普段から飲んでいれば、少しの量で起こることはない。
だが、考えてみれば青年は「飲んだことがない」と言っていたのだ。
飲み慣れない者が効果の強い薬品を飲んだ場合、少量でも急性
中毒のような状態に陥ることがあるらしい。
体に無理矢理活力を与えるタイプの薬であるため、その力に肉体の
ほうがついていけなくなるのだろう。
胃の荒れが酷くなる場合もあると書かれているが、それは薄めた弱い
回復剤を飲ませれば大丈夫らしい。
水に薬を混ぜて飲ませることにした。
○戦場や狩りでの死亡と復活
・デッドしても城前で復活することの理由付けです。
絶対に「不老不死」ではないはずなので、個体の持つ「生命力」という
ものを設定してみた感じです。
この辺りは同じように考えていた仲間内で盛り上がりました
(萌え設定的な意味で)
ここメルファリアの地では、戦場に特殊な力が働いているのか、
普段では死んでしまうような傷を負っても、回復した後
自軍拠点に復帰することが可能だ。
すべてが『クリスタル』という物質によって構成されると考えられており、
倒れた際相手にクリスタルを奪われていることから、
「生命力の源であるクリスタルを消費することで回復、移動している」
と言われている。
戦士たちはその立ち位置のせいか、倒れては戻りを
繰り返すことになりやすい。
生命力自体の消耗が、激しいのだろう。
彼はそこで、回復もせずに、ひたすら魔物を狩り続けていた。
目の前が暗くなるたび、終わりを願っていた。
まさに、彼の姉が戦場で願うそれのように。
しかしクリスタルが近くに存在する地域であれば、
死に至るかのような傷を負っても、戦争同様拠点付近に復帰する。
終わることはなく繰り返される復活。
エンダーペインは絶対に切らさないようにね、と魔道士は続けて告げる。
群を集めて一度に相手にすることになるため、その痛みを
感じなくなる技を切らしてしまうと、たちまち反撃も逃亡も
できなくなって、クリスタルの力による再構築に頼ることに
なってしまう。
それはすなわち、戦争同様に「生命力自体を消耗する」ことになる。
「狩りで死んでちゃ割りに合わないから、気をつけてね」
この世界では。
戦場で傷つき倒れた際、少しずつ生命力を消費しながらも、
クリスタルの力を借りることで身体を再構成し、復帰していると
言われている。
真実がどうであるかは、研究を続ける学者たちの間でもいまだ
議論が続いていて、定かではない。
(中略)
生命力が尽きたと思われる時、拠点近くに遺体のみが構成されるのが
普通だった。
魂が宿るには損傷が激しすぎる状態の、悲惨なものが多い。
宿る肉体を失った際、魂は別の世界へと導かれるという説や、
クリスタルそのものと同化してこの世に残るという説、
さらに別の新たな生命体として生まれ変わる説など、様々な可能性が
語られている。
しかし稀に、こうして、遺体が見つからないこともあった。
そんな時は、遺体という形ですら構成できぬほど生命力が
失われていたのだ、と学者たちは言う。
(中略)
遅い時間に始まったその戦争が終わったのは日没後で。
彷徨ううちに、魔物の中に死霊の類が混じり始めた。
ほとんど骨になってしまったその身に、干からびた肉や皮が残っている
場合もあれば本当に骨だけの姿のものなど様々だが、
大抵が生前身につけていた武具を所持しており、「生きた人間」
を見ると襲い掛かってくる。
魔物に倒され人知れず朽ちてしまった者や、戦争で倒れた際に何らかの
不運が重なり、復帰できなかった者がそうなると言われている。
「復帰……できない……?」
視界に入ったその死霊を見て、戦士の頭の中で何かが繋がった。
それまでは冷静さを欠いていたためか、まったく思ってもみなかった
可能性。
いや、むしろ。
そうであっては欲しくないという想いから、考えたくなかったの
かもしれない。
武器を構えるのも忘れて、亡者の群に近づいていく。
戦斧を持つものだけを目で追う。
○訓練場や闘技場
・戦争以外の戦いの場では、生命力が削れないような工夫を施した上で、
決闘や訓練に使わせているのではないか、という妄想でs
訓練場、と呼ばれるその地域は、新人兵士に戦術を学ばせたり、
各自が修行のために使用したりできるようにと、国が用意した土地だ。
首都などと同様に魔物を退ける結界が張られており、
さらに、戦闘中に傷を負った際、生命力を削ってしまう前に
回復、移動するよう、クリスタルの力を利用した仕組みが施されている。
従って、ここでの戦闘はどんなに激しくとも、命に関わることはなかった。
○クラスチェンジと装備
・CCは、他の戦い方を学ぶことによって真の強さを手に入れる、
ということにしています。装備を変えなきゃいけないのは、
立ちまわりが変わるから、という理由でs。
ファリアセットは、どの国でも使われてる正装というイメージで。
本来は氷魔法を扱う魔道士をしている少年だが、最近は、
敵としては苦手な弓兵たちの攻撃の特徴を少しでも学んでみようと、
弓を扱う職に転身している。
職が変わると動きなども変えねばならないため、防具の類も
以前とは別のものを身につけるようになる。
少年はあまり戦場へは出ていないのと、養父への負担を考えて
高価な装備には手を出せないでいたため、国が新兵向けに
安価で支給している正装を、特殊な力を持つ石で強化して
身につけていた。
黒の上着にブーツ、そして白い手袋と下衣。
その胸から肩にかけて、虹色に反射する銀の装飾品が付いている。
普段は鎧に身を包み、大きな盾を手に戦場に立つその若い戦士は、
この日は大陸で正装とされている姿でヴィネルの街を訪れていた。
黒い上着には銀の留め金が付いていて、見る角度によって違った色の
光を反射している。
この服装であれば、出身国なども特定されずに済むし、
一応は相手を呼び出している立場なのだから、失礼がないようにとの
真面目すぎる思考からもきているようだ。
(中略)
「貴様っ、何、を……」
やっとのことで魔道士の胸を押し返し、起き上がろうとする。
が、それは叶わずに再び床に押さえ付けられた。
「君、戦士としての修練しか積んでいないだろう」
身長に差はあれど、体格がそれほど違うわけではない。
戦士と魔道士では、普通は魔道士が力負けするように見えるだろう。
だが、魔道士はすでに、弓や短剣の扱いも学んでおり、さらに、
戦士としての経験もある程度積んでいたのだ。
青年のほうはといえば、戦士の、それも援護中心の戦い方しか知らない。
力だけでなんとかしようとしても、軽くあしらわれてしまう。
「一雨来そうですね」
いつの間に隣に来たのか、魔道士の肩ほどの背丈しかない
銀髪の少年が声をかける。
少年も本来は魔道士なのだが、今は戦い方を少しでも幅広く学ぼうと
転身制度を利用して戦士となっている。
経験が浅くても扱いやすい、青と銀の、見習い騎士風の軽装備を
身にまとっていた。
○不死者
・チ/ー/タ/ーのこと。
――不死者。
それは、この世界とは別の、「異界」に棲む魔物と契約した者の
成れの果てだと言われている。
戦争では傷つかぬ不死の体と、異様なほどの活力を得て、普通では
考えられない戦闘力を有している。
だが、その能力は所詮、異界の魔物によって与えられた仮初めの力。
世の理を歪める存在として、忌み嫌われる存在に成り下がる。
また、戦闘で傷つくことはないが、短期間で姿を見せなくなることから、
クリスタルの聖なる力の前では維持することができずに、
滅んでいくのだろうと言われている。
それ以前に、国にそんな者が存在することは“恥”だとされているため、
軍の登録から抹消され、お尋ね者となり、国外追放もしくは
なんらかの手段をもって消滅させられているとも言われる。
(中略)
「帝国軍側に不死者発見。処置を頼む」
戦士は敵国にも通じる手段を用いて、今見た不死者の特徴を報告する。
所属する軍の側でなければ、この戦地から弾き出すという
処置が行えないのだ。
次はここに増やすより別項目で作ったほうがいいかな……。
・マップが見えたり、チャットがいろいろできたり、
フィールド移動ができたり、といういろいろを、軍に所属することで
与えられる特殊なクリスタルが便利アイテムなんだ! ってことにして
片付けてしまうという強引な方法をとってみました。
二人はそれぞれの所持する軍事用のクリスタルで、戦場の状況などを
確認していた。
このクリスタルは軍に所属すると渡される特殊なもので、大抵が
部隊ごとに登録を行っている。
兵の人事を司る大クリスタルとも繋がっており、それぞれの国の
“目標”地であるとか、部隊の登録者であるとか、そういった情報を
読み取ることもできる。
さらに言えば、個人の識別にも使えるため、戦場で復活不可能に
なった時は、遺体の損壊が激しくとも身元を確認できる、
認識票代わりにもなっていた。
また、遠く離れた場所にいるものとの会話も、これらクリスタルを
通じて行うことができた。
軍や部隊、パーティなどの集団で同時に会話できるのも、
魔力による特殊な細工が施されているからだ。
難しいことを考えずとも、「軍へ」「部隊へ」と念じるだけで、簡単に
その「言葉」を伝えることができるようになる。
ただし、大クリスタルと通じているため、その会話すべてが
人事担当者に筒抜けであるとも言える。
すべてを監視するのは無理ではあるものの、いつその会話を聞かれるか
わからない。そのため、個人通信として他国とのやりとりを行う場合は、
かなり慎重に行わねばならなかった。
(中略)
「無理に使おうとするなよ。俺たちに容疑がかかったら、あいつが……」
双方と繋がりのある妹まで、恐らく嫌疑をかけられる。
青年は自分たちのことよりも、妹のことを心配していた。
魔道士は少しだけ寂しそうな顔をしたが、青年の視線はクリスタルに
集中していて、気づいていなかった。
集中していないと、脳裏に結ばれた地図の像が消えてしまうのだ。
「うーん、カペラなら行けるかな」
(中略)
この“移動”にもクリスタルは利用される。
自国領やそれと隣接した土地、もしくは、援軍としての参戦を求めて
いる戦場にのみ、クリスタルの力を借りて瞬時に移動することが
できるのだ。
こういった特別な恩恵を受けたいがために、軍に所属する者も
少なくない。
一般の民ではこの特殊なクリスタルを持つことができないのだ。
軍を離れるときはもちろん返還しなくてはならない。
一度軍に所属した者が亡命する際などは、クリスタルの力に
頼れないため、一般用の定期船などに身を潜めることになる。
(中略)
敵対した戦場でなければ、他国民でもパーティを組むことができるため、
二人はクリスタルを触れ合わせて契約を交わした。
これで位置も互いにすぐ確認できる。
(中略)
問題は、他国に所属する人間を一緒に運べるかどうかだった。
同国の所属兵や一般の市民などであれば、自分のクリスタルに
一緒に触れさせることで共に転移ができるのだが、他国の軍に所属し
そのクリスタルを所持するものを運んだことなどない。
かと言ってここや、ヴィネル島にひとり残して調べに戻るのも
ためらわれた。
(一か八か、試してみるか)
自身のクリスタルを手のひらに乗せ、青年の手をそれに重ねて握りこむ。
そうして帰還を、帝国の首都への移動を念じた。
――『薬禍』より
○戦場への移動と戦争開始
・布告前の移動は同じキャッスル側になるのも、
クリスタルによる移動手段だから出口が決まっているということで。
開戦されるまで戦闘行為は禁じられており、また開戦前の段階で
クリスタルの力を利用した移動手段を使った場合、
同じ城の前に敵味方どちらの軍も転送されてしまう。
――『ウェンズデイ古戦場跡の死闘?』より
○戦争時のフィールド
・戦争の勝敗に関することや、戦争時以外は戦闘行為は禁止である
ことなど。
その戦場では、結局帝国軍は敗北してしまい、
領土を敵国に明け渡すことになった。
生命力の消費で拠点に復帰できるようになる以外にも、
戦場には特殊な力が働いている。何らかの基準を元に、
一定の時間以内に勝敗が決まるようになっているのだ。
倒された兵の数であったり、『オベリスク』と呼ばれる特殊な建造物の
影響によるものであったり、さまざまな要素が絡んでいる。
何か大きな力が人間たちに戦争をさせているのではないか。
歴史を研究する者達は口々にそう語っていた。
敗北はしても、体に傷ひとつつかずに終わることもある。
この日は運がよかったのか悪かったのか、少年は少し矢や魔法を
受けはしたものの、酷い怪我は負わずに済んでいた。
――『秘密』より
敵軍の銀のナイトと距離を置いて牽制しあいながら、彼は戦場に出て
いないのだろうかとふと思ったそのときに、終戦を告げる鐘が鳴った。
この鐘の音の後は、人同士の戦闘行為は禁じられている。
もちろん、召喚術を行使していても、人であることに代わりはない。
「戦場」という状態から解放されたその土地で召喚術を使い続けることは
不可能となり、自然と術が解ける。
召喚獣の力を借りていた間も、自身の体も傷つくため、魔道士は
回復剤を取り出してそれを一気に飲み干した。
――『捩れた恋情』より
○目標戦
・目標戦って結局なんなの? というのは濁して書いています。
お偉いさんたちだけが知る秘密、ということで。
NPC話を書くようなことがあったらもっと真面目に考えてみるかも。
その日はまだ空が白み始めたばかりの早朝から、「始まりの大地」にて
戦争が行われていた。
各国の君主たちが何らかの理由から、ある特定の土地を決められた
時間に領土として確保するようにと通達することがある。
一時的にクリスタルの加護が強まることが理由だと言われているが、
一般の兵に詳しく知る者はいない。
この日はその定められた時間が「早朝」で、カセドリア連合王国では
ここ「始まりの大地」が目標となる土地だった。
――『崩れた純真』より
○スキルの普段使用
・魔法も氷を作ったり火を着けたり程度は杖がなくても可能、
武器の扱いも、強力な技は無理だが普通に振り回すことなどは可能。
より強力な魔法や技の使用には、クリスタルの加護と、
それを使いこなすための修練が必要になる、という感じで。
「変わり者の魔道士の家」
道を尋ねるたびに人々はそう言って、近場までの案内を拒んだ。
この世界に存在する限り、どんな人間でも
クリスタルの加護を得て魔法などを扱える。
だが、その方法を学ばない限り、活用はできない。
戦争や、魔物狩りなどに関わらない一般の人々は、
まったくそれらの力を使わずに一生を終えることが多い。
そのため、あまりにも強大な力を持つ魔道士などを
恐れる傾向があるのだ。
「ある意味、強さが認められてるってことか」
若者はため息をついた。
現状に不満を抱きながらも、学ぶことすらせずに生き、
その上国を守る兵士を忌避する。
そんな人間が多いから、あんな貴族達がのさばるのだ。
――『約束』より
「作らないとお湯ないけど、浴室先に使っちゃって」
湯は普通に沸かすより、氷と火双方の魔法を操れる本人が作ったほうが
早いと判断した。
――『ねむれないよる』より
魔道士は青年の腕のある部分を指で強く押した。
「つっ……ぅ」
これが指でなく短剣であれば、しばらく武器を持てなくなるような場所だ。
本職時に武器で攻撃したときほどの効果はないが、
抵抗する気力を削ぐ程度の痛みと痺れは与えられる。
「エンダーペインなしじゃ、この程度も耐えられない?」
魔道士は優しく囁く。
戦士たちが前線で敵の攻撃に耐えるために、常に使用している
技がある。
魔道士たちが扱う魔法と同じように、クリスタルの力を借りたものだ。
――『歪んだ約束』より
○薬品・薬瓶の形状などなど
・とっさにポケットから出して使用する際、指先で触ってわかるように、
違った形に装飾彫りっぽいものがされているのではないかと予測。
(元ネタはシャンプーとリンスのボトルの違い。溝の有無とかある)
・その他、「コスト」は薬の過剰摂取を防ぐためであるとか、
過剰摂取すると体に良くないとかそういうネタですね。
ふと、戦術盤などが置かれている机に目をやると、
薬品の空瓶がいくつか転がっていた。
この形状は、傷を癒したり体力を回復させたりする類のものではない。
魔法や、武器を扱う際の特殊な力を引き出す、
活力を増強させるタイプのもののほうだ。
――『ミスリード4 Side-F』より
「……薬限界になったから、ここで回復するつもりだったんだ」
青年はなんとなく視線を逸らしてそう言った。
戦争中は、薬品の過剰摂取を避けるため制限がかけられている。
その代わりに、クリスタルの側に座っていれば、そのクリスタルを
消費することで回復できるのだが、その土地が「戦場」という状態から
解放されるとともにクリスタルの力を受け取れなくなり、回復も
できなくなる。
どういった仕組みでそのような作用がもたらされるのかは、
学者たちの中でも様々な仮説が立てられていたが、
真相を知る者はなかった。
――『崩れた純真』より
あれから血を吐くようなことはないが、水を飲ませる前に一応
書物を漁って症状を調べた。
薬の味がどうとか言っていたのを思い出し、薬物関連の書を手に取る。
「あー……」
書の文字を追っていた指をある言葉の上で止める。
『過剰摂取』。
普段から飲んでいれば、少しの量で起こることはない。
だが、考えてみれば青年は「飲んだことがない」と言っていたのだ。
飲み慣れない者が効果の強い薬品を飲んだ場合、少量でも急性
中毒のような状態に陥ることがあるらしい。
体に無理矢理活力を与えるタイプの薬であるため、その力に肉体の
ほうがついていけなくなるのだろう。
胃の荒れが酷くなる場合もあると書かれているが、それは薄めた弱い
回復剤を飲ませれば大丈夫らしい。
水に薬を混ぜて飲ませることにした。
――『薬禍』より
○戦場や狩りでの死亡と復活
・デッドしても城前で復活することの理由付けです。
絶対に「不老不死」ではないはずなので、個体の持つ「生命力」という
ものを設定してみた感じです。
この辺りは同じように考えていた仲間内で盛り上がりました
(萌え設定的な意味で)
ここメルファリアの地では、戦場に特殊な力が働いているのか、
普段では死んでしまうような傷を負っても、回復した後
自軍拠点に復帰することが可能だ。
すべてが『クリスタル』という物質によって構成されると考えられており、
倒れた際相手にクリスタルを奪われていることから、
「生命力の源であるクリスタルを消費することで回復、移動している」
と言われている。
戦士たちはその立ち位置のせいか、倒れては戻りを
繰り返すことになりやすい。
生命力自体の消耗が、激しいのだろう。
――『秘密』より
彼はそこで、回復もせずに、ひたすら魔物を狩り続けていた。
目の前が暗くなるたび、終わりを願っていた。
まさに、彼の姉が戦場で願うそれのように。
しかしクリスタルが近くに存在する地域であれば、
死に至るかのような傷を負っても、戦争同様拠点付近に復帰する。
終わることはなく繰り返される復活。
――『ミスリード4 Side-F』より
エンダーペインは絶対に切らさないようにね、と魔道士は続けて告げる。
群を集めて一度に相手にすることになるため、その痛みを
感じなくなる技を切らしてしまうと、たちまち反撃も逃亡も
できなくなって、クリスタルの力による再構築に頼ることに
なってしまう。
それはすなわち、戦争同様に「生命力自体を消耗する」ことになる。
「狩りで死んでちゃ割りに合わないから、気をつけてね」
――『薬禍』より
この世界では。
戦場で傷つき倒れた際、少しずつ生命力を消費しながらも、
クリスタルの力を借りることで身体を再構成し、復帰していると
言われている。
真実がどうであるかは、研究を続ける学者たちの間でもいまだ
議論が続いていて、定かではない。
(中略)
生命力が尽きたと思われる時、拠点近くに遺体のみが構成されるのが
普通だった。
魂が宿るには損傷が激しすぎる状態の、悲惨なものが多い。
宿る肉体を失った際、魂は別の世界へと導かれるという説や、
クリスタルそのものと同化してこの世に残るという説、
さらに別の新たな生命体として生まれ変わる説など、様々な可能性が
語られている。
しかし稀に、こうして、遺体が見つからないこともあった。
そんな時は、遺体という形ですら構成できぬほど生命力が
失われていたのだ、と学者たちは言う。
(中略)
遅い時間に始まったその戦争が終わったのは日没後で。
彷徨ううちに、魔物の中に死霊の類が混じり始めた。
ほとんど骨になってしまったその身に、干からびた肉や皮が残っている
場合もあれば本当に骨だけの姿のものなど様々だが、
大抵が生前身につけていた武具を所持しており、「生きた人間」
を見ると襲い掛かってくる。
魔物に倒され人知れず朽ちてしまった者や、戦争で倒れた際に何らかの
不運が重なり、復帰できなかった者がそうなると言われている。
「復帰……できない……?」
視界に入ったその死霊を見て、戦士の頭の中で何かが繋がった。
それまでは冷静さを欠いていたためか、まったく思ってもみなかった
可能性。
いや、むしろ。
そうであっては欲しくないという想いから、考えたくなかったの
かもしれない。
武器を構えるのも忘れて、亡者の群に近づいていく。
戦斧を持つものだけを目で追う。
――『彷徨の果てに』より
○訓練場や闘技場
・戦争以外の戦いの場では、生命力が削れないような工夫を施した上で、
決闘や訓練に使わせているのではないか、という妄想でs
訓練場、と呼ばれるその地域は、新人兵士に戦術を学ばせたり、
各自が修行のために使用したりできるようにと、国が用意した土地だ。
首都などと同様に魔物を退ける結界が張られており、
さらに、戦闘中に傷を負った際、生命力を削ってしまう前に
回復、移動するよう、クリスタルの力を利用した仕組みが施されている。
従って、ここでの戦闘はどんなに激しくとも、命に関わることはなかった。
――『秘密』より
○クラスチェンジと装備
・CCは、他の戦い方を学ぶことによって真の強さを手に入れる、
ということにしています。装備を変えなきゃいけないのは、
立ちまわりが変わるから、という理由でs。
ファリアセットは、どの国でも使われてる正装というイメージで。
本来は氷魔法を扱う魔道士をしている少年だが、最近は、
敵としては苦手な弓兵たちの攻撃の特徴を少しでも学んでみようと、
弓を扱う職に転身している。
職が変わると動きなども変えねばならないため、防具の類も
以前とは別のものを身につけるようになる。
少年はあまり戦場へは出ていないのと、養父への負担を考えて
高価な装備には手を出せないでいたため、国が新兵向けに
安価で支給している正装を、特殊な力を持つ石で強化して
身につけていた。
黒の上着にブーツ、そして白い手袋と下衣。
その胸から肩にかけて、虹色に反射する銀の装飾品が付いている。
――『ルーンワールの街角は今日も平和 2』より
普段は鎧に身を包み、大きな盾を手に戦場に立つその若い戦士は、
この日は大陸で正装とされている姿でヴィネルの街を訪れていた。
黒い上着には銀の留め金が付いていて、見る角度によって違った色の
光を反射している。
この服装であれば、出身国なども特定されずに済むし、
一応は相手を呼び出している立場なのだから、失礼がないようにとの
真面目すぎる思考からもきているようだ。
(中略)
「貴様っ、何、を……」
やっとのことで魔道士の胸を押し返し、起き上がろうとする。
が、それは叶わずに再び床に押さえ付けられた。
「君、戦士としての修練しか積んでいないだろう」
身長に差はあれど、体格がそれほど違うわけではない。
戦士と魔道士では、普通は魔道士が力負けするように見えるだろう。
だが、魔道士はすでに、弓や短剣の扱いも学んでおり、さらに、
戦士としての経験もある程度積んでいたのだ。
青年のほうはといえば、戦士の、それも援護中心の戦い方しか知らない。
力だけでなんとかしようとしても、軽くあしらわれてしまう。
――『歪んだ約束』より
「一雨来そうですね」
いつの間に隣に来たのか、魔道士の肩ほどの背丈しかない
銀髪の少年が声をかける。
少年も本来は魔道士なのだが、今は戦い方を少しでも幅広く学ぼうと
転身制度を利用して戦士となっている。
経験が浅くても扱いやすい、青と銀の、見習い騎士風の軽装備を
身にまとっていた。
――『捩れた恋情』より
○不死者
・チ/ー/タ/ーのこと。
――不死者。
それは、この世界とは別の、「異界」に棲む魔物と契約した者の
成れの果てだと言われている。
戦争では傷つかぬ不死の体と、異様なほどの活力を得て、普通では
考えられない戦闘力を有している。
だが、その能力は所詮、異界の魔物によって与えられた仮初めの力。
世の理を歪める存在として、忌み嫌われる存在に成り下がる。
また、戦闘で傷つくことはないが、短期間で姿を見せなくなることから、
クリスタルの聖なる力の前では維持することができずに、
滅んでいくのだろうと言われている。
それ以前に、国にそんな者が存在することは“恥”だとされているため、
軍の登録から抹消され、お尋ね者となり、国外追放もしくは
なんらかの手段をもって消滅させられているとも言われる。
(中略)
「帝国軍側に不死者発見。処置を頼む」
戦士は敵国にも通じる手段を用いて、今見た不死者の特徴を報告する。
所属する軍の側でなければ、この戦地から弾き出すという
処置が行えないのだ。
――『不死者』より
次はここに増やすより別項目で作ったほうがいいかな……。

