2008年04月26日
FEZ 読み物短編 『断ち切れぬ想い』
女性向けのネタ(BL)でございます。
苦手な方や、言葉の意味がわからないという方は、
他のページへお逃げください。
昨日はDゲブの某集会にて萌え養分を補給し、楽しんでまいりました。
参加したみなさんお疲れ様でしたっ。
またこういう機会があるといいなぁ。
で、ですね。
その集会中にこう、書きたいものができてしまいまして。
本格的? なものはいろいろと準備が必要なので、とりあえず小ネタで一本、速攻で書いてみたのでUPしちゃってみます。
あっちやこっちや、書いたり描いたりするものが貯まってる状態なんですが、すみませんどうにも形にしてみたかったもんで……。
(即興すぎてあまり深い話とかになってないですが!)
ヲリ×サラとかスカ×ヲリとかでも考えてみたんですが、
なんとなくスカ×サラになりました。なんとなく……
ちなみにここで出した子は、自キャラから少し容姿を変更して名前もちょっと変えてあります、とても架空の存在です。
今後続きっぽいものが生まれるかどうかは未定です……。
(実は国すら決めてないという)
エ○なしなので、続きから普通に貼っちゃいますね。
いや本当はそっちまで突入する話で書きたかったんですが、
そうすると書くのに異様に時間かかっちゃうので(←へたれ)。
苦手な方や、言葉の意味がわからないという方は、
他のページへお逃げください。
昨日はDゲブの某集会にて萌え養分を補給し、楽しんでまいりました。
参加したみなさんお疲れ様でしたっ。
またこういう機会があるといいなぁ。
で、ですね。
その集会中にこう、書きたいものができてしまいまして。
本格的? なものはいろいろと準備が必要なので、とりあえず小ネタで一本、速攻で書いてみたのでUPしちゃってみます。
あっちやこっちや、書いたり描いたりするものが貯まってる状態なんですが、すみませんどうにも形にしてみたかったもんで……。
(即興すぎてあまり深い話とかになってないですが!)
ヲリ×サラとかスカ×ヲリとかでも考えてみたんですが、
なんとなくスカ×サラになりました。なんとなく……
ちなみにここで出した子は、自キャラから少し容姿を変更して名前もちょっと変えてあります、とても架空の存在です。
今後続きっぽいものが生まれるかどうかは未定です……。
(実は国すら決めてないという)
エ○なしなので、続きから普通に貼っちゃいますね。
いや本当はそっちまで突入する話で書きたかったんですが、
そうすると書くのに異様に時間かかっちゃうので(←へたれ)。
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『断ち切れぬ想い』
「ジーン、おまえ明日が初陣だろ」
ある朝のこと。
部隊で借りている宿舎の一室で、赤毛の青年がその友人に訊ねた。
「ああ。だからこれから副隊長のとこ行こうかと思って」
緑色の短衣を重ね着しながら、ジーンと呼ばれた魔道士は答えた。
国のオフィシャルショップで揃えられるその装備は、すでに斥候として
戦場を駆け回っている赤毛の青年から贈られたものだ。
弓と短剣の双方を器用に使いこなす青年にとって、戦争の報酬である
リングを稼ぐのはかなり容易なことで、その装備もすぐに
一式揃っていた。
「ところで、フライドはなんで魔道士用の装備なんて持ってたんだ?」
斥候であるその友人が、ただでさえセットで揃えるのに手間がかかる
オフィシャル装備の、本人とは別の職のものを持っていることが
不思議だった。
本人が着ている装備は、普通の防具屋で買える赤い軽装備で、
左にだけ肩当があり、下衣は膝より上の丈という、それほど強度もなく
安価なものだ。
人に装備を買い与える前に、自分のを買ったらいいのに、と、
ジーンはおかしな友人に笑いかけた。
「俺は赤が好きなんだよ。ちゃんと強化して使ってるし問題ない」
着替え終わって長い銀の髪を整え始めた友人に近づきながら、
フライドはぶっきらぼうに言い放つ。
確かに、赤い髪と瞳を持つこの長身の青年に、その赤い軽鎧は
とてもよく似合っていた。
露出している右の肩や腕、膝辺りなどは少し日焼けしていて、
見た目の細さとは裏腹に彼を逞しく見せている。
それとは対照的な、透き通るような白い肌と細い銀髪の魔道士は、
近づいてきた友人を眩しそうに見やる。
淡い紫色の瞳は、友人に対する憧れのようなもので揺れた。
「俺もフライドみたいに、ちゃんと強くなれるかな」
ほとんど年齢は変わらない二人だったが、戦場に出る時期は
三年も遅れていた。
それはジーンの体力のなさに原因があった。
身体が弱いのならば、と、知識や魔力の扱いで補おうと、
魔道士を目指した。
それでも、魔物狩りをするだけですぐに息切れしてしまい、
基礎体力を身につけるのに時間がかかってしまったのだ。
「……おまえ魔法の勘はいいし、大丈夫だよ。でも」
フライドはジーンの背後にまわってその髪を一束掬い上げると、
そっと口づけた。
「こんなに綺麗な髪なのに、ほんとに切っちまうのか」
少しでも動きやすい格好を。
命が関わる戦争だからこそ、それは必要なことで。
彼らの所属する部隊でも、ひとつの決まりごととして、
戦場に出るなら髪なども短く整えるように、と言われていたのだ。
今日、ジーンが副隊長の元へ行くのも、髪を切るためだ。
「肩くらいまでは、残してもいいって、言われてるし……」
急にしんみりとした声になった友人に、ジーンは戸惑いながら答える。
「まだ無理に戦争なんか出なくてもいいんだぜ」
フライドは、振り返ろうとしたジーンを背後から抱きしめた。
「そんなに俺頼りないかな?」
ジーンは苦笑しながら、そんな友人の腕に手を置く。
「まだ氷魔法しか使えないけどさ、フライドの援護くらいできるよ」
「そう、か。そうだな……悪ぃ、頼りないとか言いたいわけじゃないんだ」
フライドはそう言って、髪の上から一瞬だけ耳に口づけて離れた。
「じゃあ、行ってくる」
銀髪の青年は、ふわりとその髪をなびかせて部屋を出ていく。
「おう」
赤毛の青年は、笑顔を作って手を上げ、それを見送った。
「本当は、戦場になんて出て欲しくないんだけど、な」
斥候の身では、前線で敵からも狙われやすい魔道士を
完全に援護するのは難しい。
自分が盾持ちの戦士にでもなれば、守れるだろうか。
フライドはそんな風に思いながら、愛しい友の出て行った扉を
見つめていた。
『断ち切れぬ想い』
「ジーン、おまえ明日が初陣だろ」
ある朝のこと。
部隊で借りている宿舎の一室で、赤毛の青年がその友人に訊ねた。
「ああ。だからこれから副隊長のとこ行こうかと思って」
緑色の短衣を重ね着しながら、ジーンと呼ばれた魔道士は答えた。
国のオフィシャルショップで揃えられるその装備は、すでに斥候として
戦場を駆け回っている赤毛の青年から贈られたものだ。
弓と短剣の双方を器用に使いこなす青年にとって、戦争の報酬である
リングを稼ぐのはかなり容易なことで、その装備もすぐに
一式揃っていた。
「ところで、フライドはなんで魔道士用の装備なんて持ってたんだ?」
斥候であるその友人が、ただでさえセットで揃えるのに手間がかかる
オフィシャル装備の、本人とは別の職のものを持っていることが
不思議だった。
本人が着ている装備は、普通の防具屋で買える赤い軽装備で、
左にだけ肩当があり、下衣は膝より上の丈という、それほど強度もなく
安価なものだ。
人に装備を買い与える前に、自分のを買ったらいいのに、と、
ジーンはおかしな友人に笑いかけた。
「俺は赤が好きなんだよ。ちゃんと強化して使ってるし問題ない」
着替え終わって長い銀の髪を整え始めた友人に近づきながら、
フライドはぶっきらぼうに言い放つ。
確かに、赤い髪と瞳を持つこの長身の青年に、その赤い軽鎧は
とてもよく似合っていた。
露出している右の肩や腕、膝辺りなどは少し日焼けしていて、
見た目の細さとは裏腹に彼を逞しく見せている。
それとは対照的な、透き通るような白い肌と細い銀髪の魔道士は、
近づいてきた友人を眩しそうに見やる。
淡い紫色の瞳は、友人に対する憧れのようなもので揺れた。
「俺もフライドみたいに、ちゃんと強くなれるかな」
ほとんど年齢は変わらない二人だったが、戦場に出る時期は
三年も遅れていた。
それはジーンの体力のなさに原因があった。
身体が弱いのならば、と、知識や魔力の扱いで補おうと、
魔道士を目指した。
それでも、魔物狩りをするだけですぐに息切れしてしまい、
基礎体力を身につけるのに時間がかかってしまったのだ。
「……おまえ魔法の勘はいいし、大丈夫だよ。でも」
フライドはジーンの背後にまわってその髪を一束掬い上げると、
そっと口づけた。
「こんなに綺麗な髪なのに、ほんとに切っちまうのか」
少しでも動きやすい格好を。
命が関わる戦争だからこそ、それは必要なことで。
彼らの所属する部隊でも、ひとつの決まりごととして、
戦場に出るなら髪なども短く整えるように、と言われていたのだ。
今日、ジーンが副隊長の元へ行くのも、髪を切るためだ。
「肩くらいまでは、残してもいいって、言われてるし……」
急にしんみりとした声になった友人に、ジーンは戸惑いながら答える。
「まだ無理に戦争なんか出なくてもいいんだぜ」
フライドは、振り返ろうとしたジーンを背後から抱きしめた。
「そんなに俺頼りないかな?」
ジーンは苦笑しながら、そんな友人の腕に手を置く。
「まだ氷魔法しか使えないけどさ、フライドの援護くらいできるよ」
「そう、か。そうだな……悪ぃ、頼りないとか言いたいわけじゃないんだ」
フライドはそう言って、髪の上から一瞬だけ耳に口づけて離れた。
「じゃあ、行ってくる」
銀髪の青年は、ふわりとその髪をなびかせて部屋を出ていく。
「おう」
赤毛の青年は、笑顔を作って手を上げ、それを見送った。
「本当は、戦場になんて出て欲しくないんだけど、な」
斥候の身では、前線で敵からも狙われやすい魔道士を
完全に援護するのは難しい。
自分が盾持ちの戦士にでもなれば、守れるだろうか。
フライドはそんな風に思いながら、愛しい友の出て行った扉を
見つめていた。

