2008年04月11日
実際の出来事をSS風に その2
ゲーム内で実際に起きたことを物語風にアレンジ第二弾。
まず二人で話してる内容というのが大抵「〜は萌え」とか、
こんな話はどうだとか、ネタになるようなことが多く。
そこに通りすがったお兄さんが本当に言い残していったセリフとか、
合わせて妄想してみた次第であります。
ゲブにはしゃべるためにinしてるようなことが多いので
ネタにしやすいんですよね……(ほぼ首都にいるので)
今週末は新しいものをいろいろ書けたらいいなぁ。
イケニエになってくれる人のキャラ設定はすでにいただいてあるので
どう調理しようか妄想だけ膨らんでます。
もっとこう、早く文章を打てるようになりたいものです。
ところでBlogって便利ですね。
実はこれとか、昨日の昼のUPとかは、時間指定の予約で
投稿してみています。
実際には午前中とか他の用事があって作業できないわけなんですが。
なんでわざわざ予約投稿してるかというと……なんとなくです。
一度にたくさんUPすると読むのも長くて面倒だろうし、とか。
でも1晩おくほどのものでもないというか……
のんびり1日1件にしたほうが更新ネタに困らなくて済むんでしょうけど。
昼休みの暇つぶし用にでも見ていただければってのもあって、
昼前予約をしてみていたりします。
文章自体はまた折り返し部分に。
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まず二人で話してる内容というのが大抵「〜は萌え」とか、
こんな話はどうだとか、ネタになるようなことが多く。
そこに通りすがったお兄さんが本当に言い残していったセリフとか、
合わせて妄想してみた次第であります。
ゲブにはしゃべるためにinしてるようなことが多いので
ネタにしやすいんですよね……(ほぼ首都にいるので)
今週末は新しいものをいろいろ書けたらいいなぁ。
イケニエになってくれる人のキャラ設定はすでにいただいてあるので
どう調理しようか妄想だけ膨らんでます。
もっとこう、早く文章を打てるようになりたいものです。
ところでBlogって便利ですね。
実はこれとか、昨日の昼のUPとかは、時間指定の予約で
投稿してみています。
実際には午前中とか他の用事があって作業できないわけなんですが。
なんでわざわざ予約投稿してるかというと……なんとなくです。
一度にたくさんUPすると読むのも長くて面倒だろうし、とか。
でも1晩おくほどのものでもないというか……
のんびり1日1件にしたほうが更新ネタに困らなくて済むんでしょうけど。
昼休みの暇つぶし用にでも見ていただければってのもあって、
昼前予約をしてみていたりします。
文章自体はまた折り返し部分に。
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『ルーンワールの街角は今日も平和 2』
「今度、聞きたいことがあるんだ」
普段から何かと世話になっている青年からそう言われて。
少年は、日が真上を指す頃、約束の場所へと向かっていた。
本来は氷魔法を扱う魔道士をしている少年だが、最近は、
敵としては苦手な弓兵たちの攻撃の特徴を少しでも学んでみようと、
弓を扱う職に転身している。
職が変わると動きなども変えねばならないため、防具の類も
以前とは別のものを身につけるようになる。
少年はあまり戦場へは出ていないのと、養父への負担を考えて
高価な装備には手を出せないでいたため、国が新兵向けに安価で
支給している正装を、特殊な力を持つ石で強化して身につけていた。
黒の上着にブーツ、そして白い手袋と下衣。
その胸から肩にかけて、虹色に反射する銀の装飾品が付いている。
本来ならセットの黒い帽子もあるのだが、少年はなんとなく
動物の耳を模った特殊な被り物のほうを使用していた。
動物が好きなのだろう、少年は時折その耳の毛並みに自分で触れて、
人には気づかれない程度に微かな笑みを浮かべていた。
目的の場所――青年の所属部隊がよく集合に使っている街灯の近くに、
本来はやはり魔道士である青年はたたずんでいた。
彼は今、巨大な武器を振るう戦士の修練を積んでいる。
背丈はあるものの少し細めなその青年は、実はこの職が苦手だ。
そのため、戦士として軍に登録してはいるが、戦場ではほぼ
裏方と呼ばれる後方支援に奔走していた。
戦闘には、魔物を狩ることで少しずつ慣れようとしているらしい。
それでも、少年と比べればかなり体格は良い。
肩などの要所のみを厚く防護しつつ、ある程度体の線がわかる
その赤い鎧を着た青年の姿に、少年はちょっと見惚れてしまった。
少年のそんな様子には気づかずに、青年は何か考え事を
しているのか、俯き気味に壁にもたれた。
「お待たせしました」
青年は、少年のその声に驚いたように姿勢を戻し顔を上げる。
「やあ、待ってたよかえるの……」
子、と続けようとしてその言葉は音にならずに消えた。
確かだいぶ前に行われた作戦で、参加した者に配布された
特殊な装備にこんなものがあったなぁ、などと思い出しながらも、
青年の目は、少年の頭に乗った猫のような耳に釘付けになって
しまっていた。
「あ、あの……やっぱり、変ですか?」
青年の視線に気づき、少年はちょっと恥ずかしくなって耳に手をやる。
普段の青年なら、陽気で暢気な調子で話を始めるはずなのに、
変に間が空いていて、様子がおかしい。
「ああいや、なんでもない。あまりにも君がかわいかったから」
まるで取り繕うかのように、青年は慌てて笑顔になって、
いつものように甘い言葉を繰り出す。
が、普段と違い精彩に欠けていた。
明らかに動揺している。
実を言うと、青年も、小動物の類が結構好きだったのだ。
そんな耳がこう、普段は少年の格好をしているとはいえ実は少女で、
しかもとある事情により肩を抱いてしまったことのある人物の、
頭の上にちょこんと乗っかっているとあって。
――全力で撫でたい。
青年は無意識のうちに、今は少年の姿の少女をうっかり抱き寄せて、
本物のようによくできた動物の耳もろとも、頭を撫でていた。
「ちょっ……?! いきなりなんですかっ」
人目を気にしてか焦りつつも小さな声で抗議し、少女は身じろいだ。
「おっと、ごめんごめん。いやほんとにかわいくてつい。
それ似合ってるよ」
振りほどかれて、青年はやっと冷静さを取り戻す。
「聞きたいことがあるっていうから、真面目な話かと思って
急いで来たのに……!」
少女は、周囲を見回してあまり人目を引いていなかったことに
安心しつつも、顔を赤らめて青年を睨んでいた。
「あー、真面目っていうか、お兄さんのことなんだけど」
なだめるような仕草で両手を前に出しつつ、青年は苦笑して
そう切り出した。
「兄さんですか?」
少女が首を傾げて聞き返した、そのとき。
「やあ、ハレンチな人とそのお嫁さん」
少女にとっては聞き慣れない、青年にとっては聞きなれ過ぎて
一声で誰かわかる男性の声が、突然会話を遮った。
「ちょ、おま」
青年が先ほどよりもさらに動揺した様子で男の方を見る。
「ちちくりあっていたところすまない」
赤い魅惑的な瞳で悪戯っぽく笑うそのもう一人の青年は、
少女と同じ男性用の正装で、帽子まできっちりと被っていた。
鼻のあたりに、横一文字に傷跡のようなものが見える。
実は以前、青年がふざけて部隊の仲間たちに「僕の嫁」と紹介した際、
この正装の青年も近くでその様子を見ていたのだ。
「ち、ち……」
言葉の意味に後から気づいた少女は、先ほどの姿を見られたのかと
一気に恥ずかしくなって、耳まで赤くし、後を向いてしまった。
「おまえな……!」
「そんなに怒るな。邪魔したのは悪かった」
正装の青年は悪びれもせず、鎧の青年の肩を励ますように叩くと、
「茶々入れてそうそうすまないが、用事があるんでこれで。
まあ、がんばれよ……いろいろと」
と、なぜだかとても嬉しそうな笑顔で囁いて、
あっという間に身を翻し雑踏へ消えていった。
残された青年は、厄介な男に見られたと、頭に手を当てて天を仰ぐ。
耳に心をくすぐられ我を失っていた瞬間のことでは、
普段の陽気な顔ではなかっただろうという自覚があった。
いつもの悪戯ではなく、本気で愛でてしまっていた。そんな顔を。
「よりによってあいつに見られるとは……」
「知り合い、なんですか?」
突然の嵐が去って落ち着いたのか、少女がそう尋ねる。
「ああ、古くからの友人でね。なんというか、人はいいんだが」
どうにも表現に困る、といった顔で肩をすくめ、青年は苦笑した。
これでしばらく会うたびに何か言われることだろうと思うと、
青年は自分の、一瞬の自失を恨まずにはいられなかった。
「ところで、兄さんのことって」
「あ……いや、今日はいいや。代わりに昼食でもおごるよ」
突然現れた友人のおかげで、なんだか話しにくくなってしまった。
少女に、男装までさせて危険から遠ざけようとしている兄。
自分が以前少女にしてしまったことを知ったら、何と言うだろうか。
青年はなんとなく、少女の兄に会ってはいけないような、
身の危険を感じていた。
だからこそ、その人となりを少しでも聞いてみたかったのだが。
「食べながらでも話せますけど?」
そんな青年の心中も知らず、昼食と聞いて無邪気な笑顔を向ける
少女に、青年は乾いた笑いを返すことしかできなかった。
ルーンワールの街角は今日も平和だった。
一人の青年の心を除いて。
「今度、聞きたいことがあるんだ」
普段から何かと世話になっている青年からそう言われて。
少年は、日が真上を指す頃、約束の場所へと向かっていた。
本来は氷魔法を扱う魔道士をしている少年だが、最近は、
敵としては苦手な弓兵たちの攻撃の特徴を少しでも学んでみようと、
弓を扱う職に転身している。
職が変わると動きなども変えねばならないため、防具の類も
以前とは別のものを身につけるようになる。
少年はあまり戦場へは出ていないのと、養父への負担を考えて
高価な装備には手を出せないでいたため、国が新兵向けに安価で
支給している正装を、特殊な力を持つ石で強化して身につけていた。
黒の上着にブーツ、そして白い手袋と下衣。
その胸から肩にかけて、虹色に反射する銀の装飾品が付いている。
本来ならセットの黒い帽子もあるのだが、少年はなんとなく
動物の耳を模った特殊な被り物のほうを使用していた。
動物が好きなのだろう、少年は時折その耳の毛並みに自分で触れて、
人には気づかれない程度に微かな笑みを浮かべていた。
目的の場所――青年の所属部隊がよく集合に使っている街灯の近くに、
本来はやはり魔道士である青年はたたずんでいた。
彼は今、巨大な武器を振るう戦士の修練を積んでいる。
背丈はあるものの少し細めなその青年は、実はこの職が苦手だ。
そのため、戦士として軍に登録してはいるが、戦場ではほぼ
裏方と呼ばれる後方支援に奔走していた。
戦闘には、魔物を狩ることで少しずつ慣れようとしているらしい。
それでも、少年と比べればかなり体格は良い。
肩などの要所のみを厚く防護しつつ、ある程度体の線がわかる
その赤い鎧を着た青年の姿に、少年はちょっと見惚れてしまった。
少年のそんな様子には気づかずに、青年は何か考え事を
しているのか、俯き気味に壁にもたれた。
「お待たせしました」
青年は、少年のその声に驚いたように姿勢を戻し顔を上げる。
「やあ、待ってたよかえるの……」
子、と続けようとしてその言葉は音にならずに消えた。
確かだいぶ前に行われた作戦で、参加した者に配布された
特殊な装備にこんなものがあったなぁ、などと思い出しながらも、
青年の目は、少年の頭に乗った猫のような耳に釘付けになって
しまっていた。
「あ、あの……やっぱり、変ですか?」
青年の視線に気づき、少年はちょっと恥ずかしくなって耳に手をやる。
普段の青年なら、陽気で暢気な調子で話を始めるはずなのに、
変に間が空いていて、様子がおかしい。
「ああいや、なんでもない。あまりにも君がかわいかったから」
まるで取り繕うかのように、青年は慌てて笑顔になって、
いつものように甘い言葉を繰り出す。
が、普段と違い精彩に欠けていた。
明らかに動揺している。
実を言うと、青年も、小動物の類が結構好きだったのだ。
そんな耳がこう、普段は少年の格好をしているとはいえ実は少女で、
しかもとある事情により肩を抱いてしまったことのある人物の、
頭の上にちょこんと乗っかっているとあって。
――全力で撫でたい。
青年は無意識のうちに、今は少年の姿の少女をうっかり抱き寄せて、
本物のようによくできた動物の耳もろとも、頭を撫でていた。
「ちょっ……?! いきなりなんですかっ」
人目を気にしてか焦りつつも小さな声で抗議し、少女は身じろいだ。
「おっと、ごめんごめん。いやほんとにかわいくてつい。
それ似合ってるよ」
振りほどかれて、青年はやっと冷静さを取り戻す。
「聞きたいことがあるっていうから、真面目な話かと思って
急いで来たのに……!」
少女は、周囲を見回してあまり人目を引いていなかったことに
安心しつつも、顔を赤らめて青年を睨んでいた。
「あー、真面目っていうか、お兄さんのことなんだけど」
なだめるような仕草で両手を前に出しつつ、青年は苦笑して
そう切り出した。
「兄さんですか?」
少女が首を傾げて聞き返した、そのとき。
「やあ、ハレンチな人とそのお嫁さん」
少女にとっては聞き慣れない、青年にとっては聞きなれ過ぎて
一声で誰かわかる男性の声が、突然会話を遮った。
「ちょ、おま」
青年が先ほどよりもさらに動揺した様子で男の方を見る。
「ちちくりあっていたところすまない」
赤い魅惑的な瞳で悪戯っぽく笑うそのもう一人の青年は、
少女と同じ男性用の正装で、帽子まできっちりと被っていた。
鼻のあたりに、横一文字に傷跡のようなものが見える。
実は以前、青年がふざけて部隊の仲間たちに「僕の嫁」と紹介した際、
この正装の青年も近くでその様子を見ていたのだ。
「ち、ち……」
言葉の意味に後から気づいた少女は、先ほどの姿を見られたのかと
一気に恥ずかしくなって、耳まで赤くし、後を向いてしまった。
「おまえな……!」
「そんなに怒るな。邪魔したのは悪かった」
正装の青年は悪びれもせず、鎧の青年の肩を励ますように叩くと、
「茶々入れてそうそうすまないが、用事があるんでこれで。
まあ、がんばれよ……いろいろと」
と、なぜだかとても嬉しそうな笑顔で囁いて、
あっという間に身を翻し雑踏へ消えていった。
残された青年は、厄介な男に見られたと、頭に手を当てて天を仰ぐ。
耳に心をくすぐられ我を失っていた瞬間のことでは、
普段の陽気な顔ではなかっただろうという自覚があった。
いつもの悪戯ではなく、本気で愛でてしまっていた。そんな顔を。
「よりによってあいつに見られるとは……」
「知り合い、なんですか?」
突然の嵐が去って落ち着いたのか、少女がそう尋ねる。
「ああ、古くからの友人でね。なんというか、人はいいんだが」
どうにも表現に困る、といった顔で肩をすくめ、青年は苦笑した。
これでしばらく会うたびに何か言われることだろうと思うと、
青年は自分の、一瞬の自失を恨まずにはいられなかった。
「ところで、兄さんのことって」
「あ……いや、今日はいいや。代わりに昼食でもおごるよ」
突然現れた友人のおかげで、なんだか話しにくくなってしまった。
少女に、男装までさせて危険から遠ざけようとしている兄。
自分が以前少女にしてしまったことを知ったら、何と言うだろうか。
青年はなんとなく、少女の兄に会ってはいけないような、
身の危険を感じていた。
だからこそ、その人となりを少しでも聞いてみたかったのだが。
「食べながらでも話せますけど?」
そんな青年の心中も知らず、昼食と聞いて無邪気な笑顔を向ける
少女に、青年は乾いた笑いを返すことしかできなかった。
ルーンワールの街角は今日も平和だった。
一人の青年の心を除いて。

