2008年04月11日
実際の出来事をSS風に その1
実はすでにお友達のサイト(ふぇず倉庫さま)で
掲載していただいているものではあるのですが、シリーズ?で
別のも書いたりもしているので、こちらにも貼ろうかなと。
あちらやSNSで読まれてる方には重複で申し訳りませんががが。
ゲーム内で実際に起きたことや交わした言葉などから妄想を膨らませ、
物語風にしちゃうのが大好きでして。
その第一弾です。
というか実は、これがFEZで最初に書いた読み物だったりします。
書いた順でこれを最初に貼ろうかとも思ったんですが、
合同企画ネタに合わせて過去話から先にUPってみました。
最近A鯖はホルメインだったりで、ホルだと普通に戦争しまくって終わってしまうことが多いので、なかなか新たな妄想物語に繋がりません。
Aカセ(兄のほう)でinしてるときは部隊チャカオスだし……
そんなわけでUPできる在庫が早くも尽きてきているので、新たなものを書き起こしたいなぁと画策中ではあります。
規約読むと大人向けはここには載せられなさそうなので、
大人向けにならない程度の女性向け的ネタとか。
あとはまだネタメモだけで文章になってない、他キャラの過去とか。
書きたいものも描きたいものも一杯あるのに、ありすぎて進みません!
あ、今回も文章そのものは続きからです。
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掲載していただいているものではあるのですが、シリーズ?で
別のも書いたりもしているので、こちらにも貼ろうかなと。
あちらやSNSで読まれてる方には重複で申し訳りませんががが。
ゲーム内で実際に起きたことや交わした言葉などから妄想を膨らませ、
物語風にしちゃうのが大好きでして。
その第一弾です。
というか実は、これがFEZで最初に書いた読み物だったりします。
書いた順でこれを最初に貼ろうかとも思ったんですが、
合同企画ネタに合わせて過去話から先にUPってみました。
最近A鯖はホルメインだったりで、ホルだと普通に戦争しまくって終わってしまうことが多いので、なかなか新たな妄想物語に繋がりません。
Aカセ(兄のほう)でinしてるときは部隊チャカオスだし……
そんなわけでUPできる在庫が早くも尽きてきているので、新たなものを書き起こしたいなぁと画策中ではあります。
規約読むと大人向けはここには載せられなさそうなので、
大人向けにならない程度の女性向け的ネタとか。
あとはまだネタメモだけで文章になってない、他キャラの過去とか。
書きたいものも描きたいものも一杯あるのに、ありすぎて進みません!
あ、今回も文章そのものは続きからです。
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『ルーンワールの街角は今日も平和』
(あれ、前と格好が違う?)
青と銀を基調とした見習い騎士のような姿の少年は、
見知った顔を見つけて駆け寄ろうとして、
以前と服装が違うことに首をかしげた。
少し前までは確か、胸の開いた紫色の装束だったはずだ。
その青年の胸板に目がいって赤面してしまったときのことを思い出し、
また顔を赤らめそうになって、慌てて頭を振りその記憶を追い払う。
「……何をやってるんだい?」
少しからかうような色を含んだその青年の声が、
息がかかるほどの近くから聞こえ、少年は驚いて顔を上げた。
先ほどまで部隊の仲間たちと談笑していたはずの青年の、
深い紫色の瞳がすぐ近くで覗き込んでいた。
「えっ、あっ」
今しがた振り払ったはずの記憶を見透かされているような気がして、
少年は目をそらしながら一歩身を引いた。
「あの、装備変えたんだなぁと思って……」
上がってくる体温と焦りを静めようと、何か話さなければという
気持ちで、最初に思ったことを言葉にしてみる。
だが、それは逆効果だった。
「あっちの装備の方が好みだったかな? 露出多かったけど」
「!! いやそうじゃなくてっ」
楽しそうに微笑みながら言う青年に、悔しいような恥ずかしいような、
恨みがましい目を向けて、少年は泣きそうな声で抗議する。
「黒くて悪人っぽいです、その装備」
精一杯の憎まれ口だった。
「えぇー。他にもっと、こう、渋いとか格好いいとか、ないのかい?」
ショックを受けたかのような顔を一瞬だけして、
青年は苦笑しながら両手を広げ、その新しい装備を自分でも眺める。
黒を基調に赤でアクセントをつけた、斥候職向けの軽装備だ。
確かに、この格好でこっそり忍び寄り、暗殺などをしそうな
イメージはある。悪人っぽいと言えなくもない。
ああでもない、こうでもないと気取ったポーズなどをとり始めた
青年を見て、少年は思わず笑みをこぼす。
とても大人で知的な表情を見せるかと思えば、
こうやっておどけた顔で格好つけたりする。
少年よりもずっと年も上なのに、この青年は時折
「可愛い」と思わせる仕草をするのだ。
「あ、今本当は僕のこと素敵だとか思っただろう?」
「え」
少し違ってはいるが、ある意味図星を刺されて少年はたじろぐ。
おどおどしている隙に肩に手を回され、
青年の仲間たちの輪の中へ押し出された。
「紹介します。僕のお嫁さん」
「ちょっ……!?」
嫁、という言葉に、青年の仲間たちはなんだなんだと輪を縮めていく。
押し出されてきたのは「少年」だ。
「よめ!?」
「嫁なの?」
また青年の悪ふざけか、といった顔で笑っているだけの者もいる。
悪戯の犠牲者か、と慰めるように頭を撫でる者もいる。
そんな輪の中に少年を残して、青年は、
「僕はちょっとでかけてきますね」
とだけ言って走り去ってしまった。
「あいつまた男の子にちょっかい出したの?」
誰かの言葉が少年の頭上を通り過ぎる。
「あ、えっとそのこれは男装で……」
言ってしまってから口を押さえる。
これは人に知られてはいけない秘密。
一体自分は何を隠したくて何を弁明したいのか。
少年は……いや少女は自分で自分がわからなくなって混乱した。
「じゃあ女の子なのか」
「もしかして本当に嫁っていうか、手出されたんじゃ……」
「いやぁ、彼はそういうことはしないでしょ」
青年の仲間たちは真偽を確かめようとしてか、顔を覗き込もうとする。
「そ、その、そうじゃなくて……ごめんなさい!」
少女は輪の中で身を沈め、人々の足元から抜け出して、
一目散にその場を離れた。
ルーンワールの街角は今日も平和だった。
一人の少女の心を除いて。
(あれ、前と格好が違う?)
青と銀を基調とした見習い騎士のような姿の少年は、
見知った顔を見つけて駆け寄ろうとして、
以前と服装が違うことに首をかしげた。
少し前までは確か、胸の開いた紫色の装束だったはずだ。
その青年の胸板に目がいって赤面してしまったときのことを思い出し、
また顔を赤らめそうになって、慌てて頭を振りその記憶を追い払う。
「……何をやってるんだい?」
少しからかうような色を含んだその青年の声が、
息がかかるほどの近くから聞こえ、少年は驚いて顔を上げた。
先ほどまで部隊の仲間たちと談笑していたはずの青年の、
深い紫色の瞳がすぐ近くで覗き込んでいた。
「えっ、あっ」
今しがた振り払ったはずの記憶を見透かされているような気がして、
少年は目をそらしながら一歩身を引いた。
「あの、装備変えたんだなぁと思って……」
上がってくる体温と焦りを静めようと、何か話さなければという
気持ちで、最初に思ったことを言葉にしてみる。
だが、それは逆効果だった。
「あっちの装備の方が好みだったかな? 露出多かったけど」
「!! いやそうじゃなくてっ」
楽しそうに微笑みながら言う青年に、悔しいような恥ずかしいような、
恨みがましい目を向けて、少年は泣きそうな声で抗議する。
「黒くて悪人っぽいです、その装備」
精一杯の憎まれ口だった。
「えぇー。他にもっと、こう、渋いとか格好いいとか、ないのかい?」
ショックを受けたかのような顔を一瞬だけして、
青年は苦笑しながら両手を広げ、その新しい装備を自分でも眺める。
黒を基調に赤でアクセントをつけた、斥候職向けの軽装備だ。
確かに、この格好でこっそり忍び寄り、暗殺などをしそうな
イメージはある。悪人っぽいと言えなくもない。
ああでもない、こうでもないと気取ったポーズなどをとり始めた
青年を見て、少年は思わず笑みをこぼす。
とても大人で知的な表情を見せるかと思えば、
こうやっておどけた顔で格好つけたりする。
少年よりもずっと年も上なのに、この青年は時折
「可愛い」と思わせる仕草をするのだ。
「あ、今本当は僕のこと素敵だとか思っただろう?」
「え」
少し違ってはいるが、ある意味図星を刺されて少年はたじろぐ。
おどおどしている隙に肩に手を回され、
青年の仲間たちの輪の中へ押し出された。
「紹介します。僕のお嫁さん」
「ちょっ……!?」
嫁、という言葉に、青年の仲間たちはなんだなんだと輪を縮めていく。
押し出されてきたのは「少年」だ。
「よめ!?」
「嫁なの?」
また青年の悪ふざけか、といった顔で笑っているだけの者もいる。
悪戯の犠牲者か、と慰めるように頭を撫でる者もいる。
そんな輪の中に少年を残して、青年は、
「僕はちょっとでかけてきますね」
とだけ言って走り去ってしまった。
「あいつまた男の子にちょっかい出したの?」
誰かの言葉が少年の頭上を通り過ぎる。
「あ、えっとそのこれは男装で……」
言ってしまってから口を押さえる。
これは人に知られてはいけない秘密。
一体自分は何を隠したくて何を弁明したいのか。
少年は……いや少女は自分で自分がわからなくなって混乱した。
「じゃあ女の子なのか」
「もしかして本当に嫁っていうか、手出されたんじゃ……」
「いやぁ、彼はそういうことはしないでしょ」
青年の仲間たちは真偽を確かめようとしてか、顔を覗き込もうとする。
「そ、その、そうじゃなくて……ごめんなさい!」
少女は輪の中で身を沈め、人々の足元から抜け出して、
一目散にその場を離れた。
ルーンワールの街角は今日も平和だった。
一人の少女の心を除いて。
